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12月30日、11月のユーロ圏マネーサプライM3は前年比3.1%増、民間部門向けの融資は前年比0.9%減だった。写真は8月フランクフルトのECB本部前で撮影されたユーロのロゴ(2014年 ロイター/Ralph Orlowski)

11月のユーロ圏マネーサプライM3は3.1%増、対民間貸出は減少- ロイター(2014年12月31日01時41分)

[フランクフルト 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が発表した11月のユーロ圏マネーサプライM3伸び率(季節調整済み)は前年比3.1%と、ロイターがまとめた市場予想の2.6%を上回った。

一方、民間部門向けの融資は前年比0.9%減だった。10月は1.1%減少していた。家計や企業への貸し出しが一段と減少したことで、欧州中央銀行(ECB)がこれまでに導入した緩和策では、ユーロ圏経済の押し上げに不十分なのではないか、との懸念が広がりそうだ。

なかでも債務危機の影響が大きかった国で融資が停滞しており、企業向け貸し出しはアイルランドで11.4%減少、スペインでは8.5%減少、ポルトガルで6.5%減少、ギリシャで3.2%減少した。

ギリシャが来年1月25日に総選挙を実施することになり、財政緊縮に反対する急進左派連合(SYRIZA)が勝利する可能性もあることから、リスクを敬遠するムードが今後さらに強まる、と見られる。

IHSグローバル・インサイトのエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は「マネーサプライと銀行融資は、少なくとも正しい方向には向かっているが、なお弱い。ECBの安心材料にはならない」と指摘。

同氏は、ギリシャ政局をめぐる不透明感がユーロ圏市場に影響すれば、QE(量的緩和)の決定が早まるかもしれないが「逆に、ドイツは国債買い入れへの反対姿勢を一段と強める可能性がある」と述べた。


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