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派遣社員、今後1年以内に正社員の可能性「ない」が約7割【東大社会科学研究所】- CAREERzine(2010年9月28日18時00分)

 東大社会科学研究所は、請負社員・派遣社員の働き方とキャリアに関するアンケート調査結果を発表した。

 現在の請負・派遣社員になるまでに経験した仕事は、「製造業務」(57.6%)がもっとも多く、ほかに販売・接客・フードサービス」(49.1%)や「事務/オフィス・デスクワーク」(21.7%)、「営業」(20.7%)、「建設・設備・土木作業」(17.6%)などが高い割合を占める。

 経験した就業形態は、「正社員」(74.9%)、「パート・アルバイト・臨時・契約社員等」(66.0%)、「派遣社員」(43.6%)の順となった。

 請負・派遣社員として働くことにした理由としては、「正社員に限らず他に仕事がなかったから」(37.7%)、「正社員として働ける会社が請負・派遣会社以外になかったから」(28.7%)、「より収入の多い仕事に従事したかったから」(19.7%)、「ものづくりの仕事に興味があったから」(18.0%)が挙がった。

 請負社員・派遣社員が当面希望する働き方は、「今の請負・派遣会社の役職につかない請負・派遣社員」(38.4%)と「今の請負・派遣会社の製造現場の管理者やリーダー」(16.5%)の2つが多く、両者を合計すると54.9%と半数を越える。正社員を希望する割合は18.4%と2割を下回る。

  数年後に希望する働き方では、「今の請負・派遣会社の役職につかない請負・派遣社員」(5.4%)と「今の請負・派遣会社の製造現場の管理者やリーダー」(6.1%)の2つが減少し、他方で正社員を希望する者が38.0%と増加する。また、「特に考えていない・働き方には特にこだわらない」(23.3%)も増える。ただし、現在、働いている工場の正社員を希望する割合は15%程度にとどまった。

 今後1年間のうちに現在働いている工場から正社員として採用される可能性を尋ねると、「採用される可能性はない」とした者が68.1%と多数を占め、「間違いなく採用される(すでに採用の提案を受けている)」(1.8%)や「採用される可能性がかなり高い」(1.4%)はきわめて少ない。

 本調査は、取引先の職場の最小の管理単位(たとえば班、グループなど)を選んで、その管理単位の下で働いている請負社員・派遣社員を対象に、2010年8月19日から調査票の配付を開始し、9月1日を投函の締め切りとした。有効回収数は2,277票である。

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CAREERzine編集部[著]

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