米国2年目マエケン 出来高満額クリアに韓国人左腕の壁

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年2月17日 12時11分

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投球練習をする前田(C)AP

 ドジャース・前田健太(28)が16日(日本時間17日)、アリゾナ州グレンデールでキャンプイン。メジャー2年目のキャンプ初日は、主力投手陣とともにブルペン入りし、31球を投げた。

 前田はマッカシーとともにチームでは貴重な先発右腕。今季はカーショウ、ヒルの両左腕に次いで先発3番手で起用される見込みだ。昨季はチームで唯一、年間を通じてローテーションを守り、32試合で計175・2回に登板した。試合数、イニング数などに応じて段階的に上がる出来高で、ほぼ満額となる890万ドル(約10億1400万円)を手にした(基本給と合わせて約13億5000万円)。一流投手並みのサラリーを手にしたが、今季も出来高の条件をクリアできるかといえば、難しいとの見方がある。

 15年に肩を手術した韓国人左腕の柳賢振(29)に復帰のメドが立ったからだ。昨季は股関節痛なども患い、1試合の登板に終わったものの、オフには沖縄などで調整に励み、投球練習も再開。今キャンプでは他の投手同様、通常通りのメニューをこなす予定だ。

 13、14年と2連続14勝をマークした左腕の復活で、ローテーションに厚みが出る。ロバーツ監督は柳に無理をさせず、チームの公式サイトによれば、開幕からしばらくは3Aで調整登板させ、メジャーの先発陣の状態を見ながら柔軟に入れ替えを図る方針だという。

 昨季の前田は中4日の登板間隔や不慣れな米国生活の疲れもあり、シーズン終盤に息切れ。特にレギュラーシーズン最後の2試合から地区シリーズのナショナルズ戦まで3戦連続して5回を持たずにKO。投球にキレがなく、スタミナ不足は明らかだった。

 今季の前田は少ない球数で長いイニングを投げるため、ツーシームなどの新球を習得した。「今年は登板数や投球回数を増やし、一年間投げ切って結果を残したい」(前田)と言うが、満額の出来高を手にするには省エネ投球でローテーションを死守するしかない。

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