【エアアジア機墜落】失速直前、機長は離席か
Global News Asia / 2015年2月1日 19時24分
2015年2月1日、現地メディアによると、墜落したエアアジア機の墜落直前の操縦は、フランス人副操縦士が操縦しており、機長は一時的に離席していた可能性があることが分かった。これまでに失速の警報音が鳴り響く中、機体の立て直しを行ったが上手くいかず、コンピュータの安全飛行プログラムをリセットせずにOFFにして、機体の安定に取り組み、再びコンピュータの安全飛行プログラムに戻そうとしていたと当局は説明していた。
副操縦士の飛行時間は2275時間で、インドネシアのフランス人系パイロット団体の代表者。回収されたブラックボックスの分析によると、事故直前に高度3万2000フィートから左旋回しながら30秒間で6000フィート急上昇し、失速して墜落したとみられている。
なぜ失速して墜落したのか、急上昇のスピードが速すぎる理由も不明確なままだが、乱気流で急上昇した可能性が高いと見られている。
昨年12月28日午前6時17分(日本時間8時17分)に消息を絶ったインドネシア・スラバヤ発シンガポール行の、エアアジア8501便(乗客乗員162名)エアバスA320型機は、スラバヤを離陸して36分後の午前6時12分ジャカルタの管制塔に「天候が悪いので左向きに針路を変えたい」とリクエスト。管制官からの許可後、さらに「6000フィート(約1800メートル)高度を上昇して3万8000フィートにしたい」と再度リクエストしてきた。管制官は周辺の航空機の状況を確認後、6時14分に2000フィート(約600メートル)の上昇を許可すると伝えたが、エアアジア機からの応答がないまま、6時17分に管制塔のレーダーから機影が消えた。
エアアジアグループの航空機は、すべて新造機を購入しており新しい機材が多い。既存の航空会社の中でも、安全性は平均よりも高いと言われてきた。LCCもフルサービスの航空会社も同様の安全基準で運航している。
【編集 : 高橋大地】
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