【タイ】雪の北海道がバンコクに出現？ スノータウンがオープン

タイ人があこがれる雪遊びができるスノータウンは、寒い館内とは裏腹に若者のホットなスポットになりそうだ。(そむちゃい吉田 撮影)

　2015年7月3日、バンコク都心エカマイのショッピングセンターに雪をテーマにした娯楽施設がグランドオープンした。館内には北海道の観光案内や日系の飲食店などが併設され、雪に大きなあこがれを持つタイ人たちに人気のスポットとなりそうだ。

　スノータウンがオープンしたのはバンコクのスクンビット通りBTSエカマイ駅とも直結しているショッピングモール、ゲートウェイエカマイの5階。グランドオープンとなった3日には数百名にも及ぶゲスト列席のもと、オープニングセレモニーが開催された。

　館内は、人工雪を積もらせた雪のプレイグラウンドを中心に、緩やかなスロープ使って、簡単なスキーも楽しめる。またプレイグラウンドの一角には、雪の上で飲食が出来るスノーレストランも併設。

　さらに、タイ初進出となるステーキのどんほか、十勝花畑牧場、ジンギスカン料理のミート札幌や札幌ラーメンの味の時計台、北海道海鮮居酒屋にほんいち本邸などが出店している。

　中でもタイの若者が注目しているのが、タイと日本のポップカルチャーを繋ぐコンセプトカフェ「MANGAnia」だ。店内では北海道・新千歳空港にある「雪ミク スカイタウン」とコラボしたイベント「SNOW MIKU CAFE MANGAnia Thailand presented　by　雪ミク スカイタウン」が2016年6月までの1年間開催される。

　イベントの一環として、一般公募のコスプレ写真が展示されており、来店客による人気投票で毎月のMVPを決める。さらに年間MVPになると日本に招待され、日本のコスプレ雑誌の巻頭グラビア撮影に参加することができるなど、増殖し続けているタイのコスプレーヤーたちの間でも話題になっている。

　タイ人に取っては、まさにあこがれの雪を体験できるこのスノータウン。タイ人にとって寒い室温とは逆に、ホットスポットとなりそうだ。
【取材 : そむちゃい吉田】