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内戦時代に生き残った希少なカンボジア映画『12人姉妹』ー恵比寿映像祭で上映

Global News Asia / 2016年2月13日 7時3分

カンボジア映画、『12人姉妹』から。

 2016年2月16日と18日、第8回恵比寿映像祭(東京)で、リー・ブン・イム監督の作品『12人姉妹』が上映される。(2月16日11時30分~、2月18日18時30分~)。
 
 本作はカンボジア映画の黄金期だった1968年に製作され大ヒットした映画。『月世界旅行』を製作したフランス人監督ジョルジュ・メリエスに影響を受けたリー・ブン・イム監督による長編映画。カンボジアを始め東南アジア大陸部に残る民話を題材にした壮絶な物語となっている。2012年にベルリン国際映画祭で上映され好評を博したが、映画フィルムは一点しか残っていなかったため、その後上映される機会に恵まれなかった。

 恵比寿映像祭の上映プログラムを担当している碓井千鶴さんは「映画保存や復元等も、映画祭が担うべき大事な任務だという想いがある。東南アジア地域は映画保存に適した環境ではなく、中でも内戦の影響で多くのフィルムが失われたカンボジアの映画保存に少しでも貢献できたら」と語る。

 プノンペンのボパナ視聴覚リソースセンターで映画フィルムの調査をしていた鈴木伸和さんが本作のプログラマーとデジタル化を担い、株式会社東京光音協力のもと、恵比寿映像映画祭でHD化での上映が決まった。内戦直前にカンボジアの人々が観た映画がどんな作品だったのかを知ることができる貴重な機会だ。
【編集 : Kyo】

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