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北朝鮮のミサイル発射をアセアン一友好国マレーシアも非難 安保理決議の順守を求める

Global News Asia / 2016年2月13日 11時0分

雪の北朝鮮平壌(我妻伊都 撮影)

 2016年2月13日、マレーシア政府は今月7日に北朝鮮が人工衛星と称して打ち上げた事実上の大陸間弾道ミサイルを「非常に遺憾であり、国連安全保障理事会の決議に反する行為である」と非難した。 

 マレーシア政府は、北朝鮮が打ち上げを実施した北朝鮮時間午前9時半(マレーシア時間午前9時)後の同日に北朝鮮を非難する声明を出している。

 マレーシアのアニファ・アマン外務大臣は、日本の岸田文雄外務大臣と7日に電話会談し、今回の北朝鮮によるミサイル発射を非難する声明を出したと伝えた上で、「日本や周辺国、安保理メンバーと綿密に連携して対応していきたい」と話した。

 また、マレーシア外務省は、「マレーシア政府は、国際社会の平和と安全を守るため、北朝鮮に対して速やかにミサイル発射計画を中止し、これらに関連する安全保障理事会の決議に誠実に従うよう強く求める」との声明を発表した。

 マレーシアは、アセアン諸国の中では北朝鮮の友好国の1つ として相互ビザなし渡航などを実施しており、マレーシア政府やマレーシア外務省の公式サイトやフェイスブックページの英語版を見ると、北朝鮮(North Korea)の表記は少なく、北朝鮮の正式英語名にTheをつけた「The Democratic People's Republic of Korea」を多く用い、2回目に登場するときは、英語の正式略称である「DPRK」と表記することが多く、マレーシアが北朝鮮に一定の配慮を示していることが分かる。
   
【執筆 : 我妻伊都】

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