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文人たちが愛した大自然にたたずむ静寂の宿「谷川の湯 あせび野」

IGNITE / 2016年10月13日 8時0分

写真

伊豆半島のほぼ中央にある湯ヶ島温泉郷は井上康、川端康成、梶井基次郎、若山牧水、島崎藤村、北原白秋、松本清張など多くの文人墨客に愛された温泉地。

今回は湯ヶ島温泉にひっそりとたたずむ温泉宿「あせび野」を紹介しよう。

あせび野は狩野川の支流、猫越川沿いの谷間に建っており、緑濃い中に和風の趣。

ロビーに入ると一転、モダンな空間の広い窓から谷川の緑が窓全体に迫るように茂る様子が目に飛び込む。

部屋は専用露天風呂付きの全18室。フロント階である2階に山の蔵と花の蔵、3階に木の蔵、1階に谷の蔵という部屋タイプが少しずつ異なる宿泊棟に分かれている。

宿泊したのは花の蔵。7.5畳の和室とベッドルーム、テラスと石造りの専用露天風呂のある一室。

温泉宿のベッドルームタイプは湯上りにいつでも寝具に横たわれるのがうれしいところ。

温泉は川底の割れ目から源泉が湧き出す川底泉。

川沿いの大露天浴場「世古の湯」の湯船は川に沿うように横長に造られ、どこに入っても野趣あふれる自然の中での湯浴みが愉しめる。

無料の貸切湯も充実しており、3階に展望露天風呂「かざはや」、フロント階から外通路を通って「やませみ」「かわせみ」、「寝湯」の露天風呂がある。

到着後に部屋のipad端末からの予約となるので、部屋に案内されたら早めの予約をお勧めする。

食事はダイニング「旬香団人俱」の個室にて。

花の蔵の棟は外廊下を通って母屋に向かう。黄昏に沈む時間に部屋からいったん外気に触れるというのもイベントのようなメリハリがあって食事の愉しみが増すよう。

食事は「地産地消」を大切にし、季節の食材を使った会席料理。

天城は山中にありながら海も近い。山海の幸に恵まれた四季折々の個性豊かな味が振舞われるのは言うまでもない。

新鮮なお造りに添えられる天城産の生わさびもこの地ならでは。

夜はしんと静まりかえった中に虫の声が響き、いつの間にか眠りに落ちる、そんな山あいの大自然に抱かれるような静かな湯宿であった。

住所:静岡県伊豆市湯ヶ島1931-1
電話:0558-85-1926
サイト:http://www.asebino.com/

(小椚萌香)

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