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雪が舞う会津若松で、身も心も温まる美味しい料理を頂く

IGNITE / 2017年2月18日 18時0分

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海側の「浜通り」や中央の「中通り」と違って、同じ福島県でも独自の歴史と文化を培ってきた「会津地方」。海から離れ、山に囲まれた水の豊かなその地域は、料理もまた他の地域とは違ったものである。

冬になれば雪深く、白銀の世界がとても美しい会津。

その中心である会津若松の街を歩きながら、身も心も温まる美味しい料理を頂いた。

会津若松の駅から街の中心部を通り、七日町駅方面へ歩く。

雪を踏みしめて行くと、大きな暖簾に「満田屋」の文字が見えた。

味噌を中心に造ってきた店で、今やすっかり人気の田楽の店となっている。

「田楽」は日本の様々な地域で見られる食文化だが、味噌屋である満田屋の田楽は使用する味噌にもこだわっているので殊の外美味い。

座敷の席もあるが、ここは囲炉裏の側のカウンターを選びたい。

二つの囲炉裏で田楽を焼いている様子を見ながら、身体が芯から温められていく。

こんにゃく、里芋、餅といった通常見られる田楽もあるが、会津独自の「身欠き鰊の田楽」がおすすめ。海のない会津は「鰊鉢(にしんばち)」という陶器に鰊を入れ、新潟から運んできたのだ。

その熱々に焼けた身欠き鰊に山椒味噌を付けて供される。

鰊の脂で火傷しそうになりながらも、この旨味と山椒の相性の良さに酒が欲しくなること間違いなしだ。

さて、会津と言えば「山都(やまと)」に代表される蕎麦の名産地でもある。

会津藩初代藩主である保科正之(ほしなまさゆき)に端を発する蕎麦文化を味わおうと、「桐屋・権現亭」を訪ねた。

車移動の場合は、東山温泉方面の「桐屋・夢見亭」も良い。

身体を温めるのには温かい蕎麦もいいが、冬季限定の鴨鍋がおすすめ。

会津の美味い日本酒を飲みながら、贅沢なひとときを味う。そうしているうちに全身がほぐれ、身体も心も温まっていく。

寒いからこそ味わえる、心尽くしの料理が身に染みた。

(田原昌)

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