働く意欲に直結!ベンチャー企業に高まる「オフィス投資意欲」の狙いとは?
ITライフハック / 2015年3月31日 9時0分
ベンチャー企業が抱える課題の1つに「人材確保」がある。優秀な人材は大企業との取り合いとなり、特にIT人材などは激しい採用競争が繰り広げられている。
最近では、オフィス環境の整備も人材獲得の大きなポイントとなりつつあるようで、特にメガ・ベンチャーの間ではオフィス投資意欲が高まってきているという。いかにユニークで、いかに従業員が快適に仕事をできるか、各社各様に凝ったアイデアと資金を投じて、そうしたオフィスを紹介する記事も目立って増えてきている。
今回はベンチャーのオフィス環境の整備についての事例を紹介しよう。
■ジーニーの例に見るオフィス環境の必然性とは?
たとえば「即戦力として活躍する若手社員たち 就活最前線~株式会社ジーニーの場合~」といった記事でも紹介している株式会社ジーニー。同社は2015年3月1日(日)に、本社を東京都港区六本木より、東京都新宿区西新宿へ移転した。ここは以前、LINE株式会社の前身であるライブドア社がオフィスを構えていた、いわゆる“聖地”だ。
移転先は全従業員各1票の投票によって決定。オフィスの内装は「新たな発想が生まれ、人が交わり、働き易いオフィスへ」というコンセプトのもと、全従業員から移転前のオフィスの課題点を集約し、多くの意見を取り入れて作られたという。
ジーニーの新オフィスにおける主な特徴は下記の通り。
・社外の方との交流を活性化し、勉強会なども開催可能なカフェテリア。
・4面マルチモニタで大迫力のプレゼンが可能な大会議室。
・ホワイトボードを消さずに連続した使用が可能なエンジニア専用会議室。
・女性向けにデザインをした会議室。
・自由に休息をとることができる仮眠スペース。
など、一般的なオフィス環境と比べると、働く側にとっての理想とも言える環境が採り入れられていることがわかるだろう。また空調についても、各部屋・各スポットごとに調整が可能となっており、こうした細かな配慮も随所に見られる。
このようなオフィス環境への投資を積極的に行い、なおかつ意思決定は全社員参加型の議論を通し、全社員が納得する形での新オフィスへの移行。こうした形でのオフィス環境整備を続けて行くことで、「働きたい環境」「安心して働ける環境」が良い影響を与え、優秀な人材の確保に繋がっていくに違いない。
■株式会社ジーニー
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