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広島土砂災害でも暗躍...被災地を狙う窃盗集団「救援物資はすぐに現金化」

TABLO / 2014年8月26日 17時0分

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 発生から7日目を迎えた広島市北部の局地的豪雨による土砂災害は、死者60名に達する大参事となった。ここ数年、国内で大規模な自然災害が起きる度に、他人の不幸につけ込んで被災地を荒らし回る窃盗グループが発生している。

 これは2011年3月11日に発生した東日本大震災でも同様だった。そして今回、信じがたいことに広島市北部の被災地にもそんな犯罪集団が出入りしているという。かつて彼らと行動を共にしたことがあるという人物が証言する。

「広島にはすでに数人が入っていると聞いている。もうほとんど荒らされていて、もぬけの殻だろうな」

 彼らの手口は至ってシンプルだ。震災直後で騒然としている時点で、すぐにボランティアを詐称して現地入りする。そこで被災地の家に忍び込んでの空き巣や自販機荒らし、車上荒らしなど、金目のものを狙って手当たり次第、強奪していくという。

「監視が厳しい場合は、被災地に送られてきた救助物資もターゲットになる。救援物資は一個や二個盗むわけじゃない。大量にまとめて盗むから、買い取り屋に横流しすれば現金化できる。被災地入りして、手ぶらで帰ってくることは考えられないね」

 怒りを通り越し呆れるしかない卑劣な行為である。だが、現実にこのような犯行は繰り返されている。被災地の復興が優先される状況で「ボランティア」を詐称されては見極めも困難だ。このような連中が野放しにされては被災者も浮かばれない。厳しく取り締まってほしいものだ。

Written by 西郷正興

Photo by 土砂災害ポータルひろしま

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