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ライフプランニングに関する調査

PR TIMES / 2015年1月16日 19時44分

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 井原 勝美)は、2014年12月16日~12月17日の2日間、全国の20~59歳の男女に対し、「ライフプランニングに関する調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)



               【アンケート調査結果】

◆最近、生活不安を感じること 「家計・経済状態」「健康」「老後の生活設計」
◆50代の約6割が「老後の生活設計」に不安
◆20代の4割が「雇用状態」に不安
◆家族を持てない不安を抱える20代は5人に1人

全国の20~59歳の男女1,000名(全回答者)に、最近、どのようなことに生活不安を感じるか聞いたところ、最多回答は「家計・経済状態(賃金水準や資産状況など)」で62.6%となりました。次いで、「健康状態(生活習慣病やがん・女性特有の疾患への不安など)」(44.9%)、「老後の生活設計」(42.2%)、「雇用状態(就職活動、転職活動、倒産・リストラの不安など)」(31.4%)、「家族の老後・介護」、「自然災害(地震・台風・異常気象など)」(ともに25.7%)が続きました。お金や仕事に関する不安、自身や家族の老後に関する不安、身に降りかかるかもしれない病気や災害に関する不安を感じている方が多いようです。

年代別にみると、「老後の生活設計」は上の年代ほど割合が高く(20代26.8%、30代37.6%、40代46.0%、50代58.4%、以下同順)、「雇用状態」は下の年代ほど割合が高い(40.8%、36.0%、28.0%、20.8%)結果となりました。また、「家族を持てない不安」を抱える人が20代では19.6%で、5人に1人の割合となりました。

◆将来の不安要素を“見える化”したい 9割弱
◆現況把握の実態は? 「万一のときの収入」は4割半、「人生の必要資金」は3割強

生活不安の内容が多岐にわたっていることがわかりましたが、将来の不安要素については、どの程度把握したいと考えられているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、「将来の不安要素を把握したい」という意見に対し、自身の考えがどの程度あてはまるか聞いたところ、「非常にあてはまる」41.7%、「ややあてはまる」46.9%となり、合わせて88.6%が同意を示しました。将来の不安要素を“見える化”したいと考えている方は多いようです。 

将来の不安要素を把握するための第一歩が、自身の現況を把握することになりますが、どのくらいの方が把握できているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、生活の状況や将来のリスクに関して、把握できているか聞いたところ、「把握できている」割合は、≪家計の状況(毎月必ず出ていくお金がいくらか、など)≫では71.9%、≪万一のときの収入(入院したとき、公的保障や保険金で補償されるのはいくらか、など)≫では45.8%、≪将来の家族のライフイベント(家族に、いつごろ、どのようなことが起こるかなど)≫では46.2%、≪人生の必要資金(老後や子どもの大学進学までに、いくら必要になるか、など)≫では32.9%となりました。現在の家計については、7割強の方が把握できているものの、今後の人生で起こる様々な出来事に対して把握できているという方は、半数以下と多くはないようです。特に、人生の必要資金について把握できている方は3割強にとどまりました。 

◆結婚、出産、マイホーム購入はいつ頃したい?
◆3割が30代でのマイホーム購入をイメージ

人生の必要資金について把握できている方は3人に1人となっていましたが、自身のライフイベントについては、どのように考えられているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、≪結婚≫、≪出産(第一子の誕生)≫、≪マイホーム購入≫について、いつごろしたいと考えているか(または考えていたか)を聞きました。

まず、≪結婚≫についてみると、最多回答は「25~29歳」で27.1%でした。次に、≪出産(第一子の誕生)≫についてみると、結婚同様、最多回答は「25~29歳」で23.9%でした。そして、≪マイホーム購入≫についてみると、「30~34歳」が最も多く17.1%、次いで「35~39歳(30代後半)」が13.3%で続き、合計した30.4%が30代でのマイホーム購入を考えている(いた)結果となりました。

また、「考えていない/いなかった」は、≪結婚≫で29.2%、≪出産≫で38.4%、≪マイホーム購入≫で52.3%となっています。 

年代別にみると、「考えていない/いなかった」割合は、いずれの項目においても、若い年代より年齢が上の年代のほうが高くなりました。若い年代のほうがこれらについて考えている傾向がみられましたが、先行きの見えづらい現代の世相が反映された結果なのかもしれません。 

◆「ライフプランニングは将来の不安払拭に役立つ」4人に3人、「作り方に不安」も4人に3人に

生活不安やライフイベントに関する考えについてみてきましたが、ライフプランニングについては、どのように考えられているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、ライフプランニングに関する意識について、自身の考えがどの程度あてはまるか聞きました。

≪ライフプランニングは、将来の不安払拭に役立つと思う≫では、「非常にあてはまる」22.6%、「ややあてはまる」53.6%となり、それらを合計した76.2%が同意を示しました。また、≪ライフプランの作り方に不安がある(何から手をつけていいかわからない、など)≫では、「非常にあてはまる」29.2%、「ややあてはまる」46.2%となり、合計して75.4%が同意を示しました。ライフプランは将来の不安払拭に役立つものと考えられているものの、そのライフプランの作り方に対して不安を持っている方も多いようです。 

◆ライフプランニングを「行ったことがある」8割弱
◆ライフプランニングのきっかけ 「結婚」が4割弱
◆女性の3割弱が「出産」をライフプランニングのきっかけに

将来の不安払拭のためにライフプランニングは有用であると、多くの方に思われていることがわかりましたが、ライフプランニングを経験している方はどのくらいいるのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、ライフプランニングについて聞いたところ、ライフプランニングを行ったことがある方の割合は、77.9%となりました。 

それでは、どのようなことがライフプランニングを行うきっかけとなったのでしょうか。
ライフプランニングを行ったことがある779名に、どのようなことがきっかけになって、ライフプランニングを行ったか聞いたところ、最多回答となったのは「結婚」で37.5%、次いで、「就職・社会人生活」24.5%、「出産」22.1%、「子どもの成長・進学」18.2%が続きました。ライフイベントを迎える時期が、ライフプランニングのきっかけになりやすいようです。

男女別にみると、「出産」(男性15.9%、女性28.1%)や「子どもの成長・進学」(男性12.2%、女性24.1%)では女性のほうが10ポイント以上高くなり、「親の老い(退職や介護など)」(男性8.3%、女性17.5%)でも女性のほうが高くなりました。子どもや親がきっかけとなりライフプランニングを行うのは、男性よりも女性に多いという実態が明らかになりました。

◆ライフプランニングを相談できる相手がいる 約4割
◆誰にライフプランニングを相談した? 「配偶者・恋人」を筆頭に身近な家族や友人が上位に

ライフプランの作り方に不安がある方の割合が4人に3人となっていましたが、ライフプランニングについて相談できる人はいるのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、ライフプランニングについて、相談できる相手がいるか聞いたところ、「いる」と回答した割合は42.4%で、相談できる相手がいる方は半数以下となりました。 

それでは、ライフプランニングを行った方は、誰かに相談することはあったのでしょうか。

ライフプランニングを行ったことがある779名に、ライフプランニングを誰に相談したか聞いたところ、最も多かったのは「配偶者・恋人」(27.6%)でした。以下、「親」(23.1%)、「友人・知人」(16.2%)、「兄弟姉妹」(9.1%)と、身近な家族や友人が続き、5位に「保険会社の営業の人」(8.6%)、6位に「フィナンシャルプランナー」(8.2%)が入りました。他方、「誰にも相談していない」との回答は41.5%でした。

◆老後の生活は年金だけでは不安 9割半が同意
◆老後のために貯金がいくらあれば安心か 最多は「1,000万円台」 平均額は3,162万円
◆老後までにいくら貯金できると想定しているか 最多は「500万円未満」 平均額は1,307万円

ライフプランニングについてみてきましたが、老後の生活については、どのように考えられているのでしょうか。

全回答者(1,000名)に、「老後の生活は年金だけでは不安」という意見に対し、自身の考えがどの程度あてはまるか聞いたところ、「非常にあてはまる」が71.4%、「ややあてはまる」が22.8%で、合わせると94.2%となり、9割半が老後の生活を年金だけでやりくりすることに不安を覚えていることがわかりました。 (図11)

次に、全回答者(1,000名)に、老後に備え、いくらくらいの貯金があれば安心だと思うか聞いたところ、最も回答が多かったのは「1,000万円台」で28.9%、「2,000万円台」(15.9%)、「3,000万円台」(14.0%)、「5,000万円台」(14.8%)がそれぞれ1割半となり、平均額は3,162万円でした。

続いて、老後までに、実際にいくらくらいの貯金ができると想定しているか聞いたところ、最多回答は「500万円未満」(31.8%)で、以下、「500万円以上~1,000万円未満」(25.5%)、「1,000万円台」(20.7%)が2割台で続きました。平均額は1,307万円で、老後に備え、安心できる貯金額の平均を1,855万円下回りました。 

◆リタイア後の夢 1位「家族仲良く暮らす」 2位「温泉めぐり」 3位「田舎暮らし」
◆「世界一周クルーズ」、「鉄道での日本一周」など、壮大な旅をリタイア後の夢とする人も

全回答者(1,000名)に、リタイア後(老後)の夢を聞いたところ、最多回答となったのは「家族仲良く暮らす」(32.9%)で、次いで、「温泉めぐり」(30.0%)、「田舎暮らし」(12.7%)が続きました。リタイア後は、家族仲良く、また、ゆっくり心身を休めたいと思っている人が多いようです。そのほか、上位10項目には、「世界一周クルーズ」(11.5%)、「世界遺産めぐり」(11.4%)、「鉄道での日本一周」(11.1%)、「キャンピングカーで旅に出る」(7.8%)といった壮大な旅のプランも挙がりました。リタイア後の夢をかなえ、老後を楽しむためにも、自身を取り巻く環境にあわせたライフプランニングを行ってはどうでしょうか。 

◆人生はお金か、絆か 絆重視派が6割で多数派
◆働かなくてもよい人生vs仕事で成功する人生ではどちらが多数派?
◆専業主婦世帯か、共働き世帯か 共働き世帯派が過半数
◆都会と田舎、暮らしたいのは? 都会暮らし派が5割半で多数派

ライフプランニングをするにあたっては、仕事や経済の動向など、自身を取り巻く環境ももちろんですが、各々が持つ人生観や価値観も大切なのではないでしょうか。

そこで、人生観について探るべく、全回答者(1,000名)に、対照的な2つの生き方を提示し、もしもそのほかの条件が全て同じならば、どちらを選びたいと思うか聞きました。

まず、「高収入だが、友人・家族との時間が少ない人生」=お金重視派か、「低収入だが、友人・家族に囲まれた人生」=絆重視派かを聞いたところ、お金重視派は39.2%、絆重視派は60.8%で、絆重視派が多数派となりました。

次に、「働かなくても生活に困らない人生」=働かなくてもよい人生派か、「天職をみつけて成功を収める人生」=仕事で成功する人生派かを聞いたところ、働かなくてもよい人生派は53.5%、仕事で成功する人生派は46.5%となり、働かなくてもよい人生派が多い結果となりました。

また、「専業主婦世帯」か「共働き・家事分担世帯」かについては、専業主婦世帯派が44.8%、共働き世帯派が55.2%となり、共働き世帯派が多数派となりました。

「都会暮らし」か「田舎暮らし」かについては、都会暮らし派が56.2%、田舎暮らし派が43.8%で、都会暮らし派が多い結果となりました。

◆半数近くが人生で絶対に避けたいと思うこと 「詐欺に遭う」「経済的困窮」「欠陥住宅を購入」
◆約4割がこれだけは避けたいと思うこと 「結婚の失敗」「痴漢冤罪」「失業」
◆「ブラック企業に就職」は絶対に避けたい 学生の約6割

人生には様々なリスクがありますが、これだけは避けたいと思われていることは何なのでしょうか。

全回答者(1,000名)に人生で絶対に避けたいと思う失敗を聞いたところ、上位3項目は、「詐欺に遭う(振り込め詐欺など)」(48.9%)、「もしものとき(死亡・対人事故・火災・失業など)、自分や家族が経済的に貧窮」(47.1%)、「欠陥住宅の購入」(45.6%)といったリスクが挙がりました。次いで、4位は「ご近所トラブル」(44.8%)、5位は「結婚の失敗(離婚など)」(43.6%)となり、人間関係に関する失敗が続きました。以下、上位6~10位はいずれも3割台で、「痴漢冤罪」(39.5%)、「失業」(36.1%)、「資産運用の失敗」(34.9%)、「ブラック企業に就職」(33.7%)、「生活習慣病」(33.0%)となりました。

職業別にみると、学生が「ブラック企業に就職」を避けたいと思う割合は58.2%で約6割となりました。新卒でブラック企業に就職してしまわないようにしたい、という学生の思いが垣間みえる結果と言えそうです。 

◆自由に使えるお金が1,000万円あったら何に使う? 1位「旅行」 2位「住宅」 3位「趣味」
◆1,000万円が自由に使えたら「子どもの教育」に使う 5人に1人

生きていくためには様々な出費がありますが、その中には、お金がなくて我慢していることや、できればもっとお金をかけたいと思っていることもあるのではないでしょうか。

そこで、全回答者(1,000名)に、もしも、自由に使えるお金が1,000万円あったら、何にお金を使いたいか(貯金は除く)を聞きました。

1位は「旅行」で45.3%と4割半となり、2位には「住宅(引越、購入の頭金、リフォームなど)」(38.3%)、3位には「趣味」(34.5%)が3割台で続きました。4位は「食事」(28.5%)、5位は「親孝行」(26.8%)が2割台後半で入っています。また、10位は「子どもの教育」(19.3%)となりました。

男女別にみると、「資産運用」(男性31.8%、女性15.0%、以下同順)では男性のほうが女性より10ポイント以上高く、「旅行」(39.4%、51.2%)、「住宅」(30.8%、45.8%)、「親孝行」(21.0%、32.6%)、「ファッション」(9.2%、30.6%)、「子どもの教育」(13.0%、25.6%)、「美容」(2.6%、29.0%)では女性のほうが男性より10ポイント以上高い結果となりました。 

◆今後の人生のために2015年から始めたいこと 1位「貯蓄を増やす」 2位「節約」
◆2015年から始めたいこと 「ライフプランを立てる・見直す」4人に1人

最後に、全回答者(1,000名)に、今後の人生のために、2015年から始めたいことを聞いたところ、1位は「貯蓄を増やす」(49.8%)、2位は「節約する」(32.4%)で、お金に関することがトップ2となり、3位は「健康を増進させる」(30.0%)、4位は「規則正しい生活を送る」(26.7%)で、健康に関することが続きました。また、「ライフプランを立てる・見直す」(24.2%)も上位に挙がりました。

末子の成長段階別にみると、末子が未就学児の方は、「ライフプランを立てる・見直す」(35.5%)、「家族との時間を増やす」(25.8%)の割合が、全体に比べて高くなりました。まだ小さいお子様のために、ライフプランについて考えたい、家族と過ごす時間を大切にしたい、との思いがうかがえる結果となりました。 
                                                 以上

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