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妊娠・出産… 望むものが手に入らず苦しい時の対処法【心屋仁之助 塾】

Woman.excite / 2016年12月6日 7時0分

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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「望むものが手に入らず苦しい」という、モカクロさん(31歳・パート事務)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。


© Paolese - Fotolia.com



■モカクロさんのお悩み
はじめまして。私は結婚して4年の31歳です。4年ほど不妊治療をしているのですがなかなか授かる事ができません。去年一度妊娠に至りましたが流産してしまいました。

気持ちばかり焦ってしまい、不安定な気持ちが続いています。友人たちから続々と届く妊娠出産報告や、職場の妊婦さん、聞くのや見るのがつらいと思う事があります。膨らんでいくお腹を見て、私もこうなるはずだったのにどうして…、と思ってしまいます。

姉が2人いるのですが、姉たちが子どもと接しているのを見ていると、何とも言えず苦しくなります。

もっと周りを祝福したり、おおらかな気持ちでいた方が絶対にいいとわかっているのに、胸がちくりと痛みます。実家の両親が孫たちと接しているのを見るのも、つらくなってきました。

神様はきっとベストなタイミングで赤ちゃんを授けてくれる、今は2人の時間を楽しんで今しかできないことをしようと思うのですが、子どものいる友人と会うのがつらくなったり、妊婦さんをうらやましく思ったりする自分に疲れてしまいました。

病院に通い続けるのがストレスなら、と一度辞めてみたり、鍼灸を試したりして、頑張るのを辞めてみようと思いましたが、何もしないのも不安でいてもたってもいられません。

人をうらやむ気持ちや妬む気持ち、悲劇のヒロインぶってる想いから赤ちゃんが私のところへ来てくれないのでは…と思ってしまいます。

もっと子どものいる友人や家族と普通に楽しく接したいと思います。

こんな私に何かアドバイスをいただけないでしょうか。

■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより
モカクロさん、ご相談ありがとうございます。4年の不妊治療に流産…、つらい思いをされてきたことと思います。

今回は、モカクロさんのように「望むものが手に入らず、苦しい」思いをしている方へ、苦しんでしまう3つの理由とその対処法、魔法の言葉をお伝えしますね。

望むものが手に入らず、苦しい思いをしてしまう1つ目の理由は、自らが勝手に作りだしたマイナスイメージです。

モカクロさん!
酷ですが、いったん、赤ちゃんを諦めましょう。

そう言われたら、どんな気持ちになりますか? 落胆しますか?
赤ちゃんが授かれないことで、どんな悲惨な人生が待っていると思っているのでしょう?

寂しい人生? 味気ない人生? じっくり考えてみてください。そのマイナスイメージがモカクロさんをつらい気持ちにさせているのです。

そのマイナスイメージは、本当ですか? その妄想から抜け出しましょう。授かればバラ色、授からなければどん底…って、人生そんな単純なものではありません。

このようなマイナスイメージを自ら作り上げてしまう人の対処法は…


まず、「幸せだなぁー」とつぶやいて、今の生活の幸せな部分を再確認してみてください。そして、今後も赤ちゃんがいなくても楽しい人生とは、どのようなものかを想像してみてください。
その想像ができたら次は、魔法の言葉「今のままでもいい」とつぶやきながら毎日を過ごしてみてくださいね。

今も十分幸せで今のままでもいいけど、今後赤ちゃんを授かったら、また別の幸せがやってくるイメージです。そんなスタンスなら、不妊治療ともストレスなく付き合っていけるのではないでしょうか。

そして、望むものが手に入らず、苦しい思いをしてしまう2つ目の理由は、“劣等感”です。望むものが手に入らないことで、人と比べて「自分のダメ」さを感じる。「私が○○だからいけないんだ(手に入らないんだ)」と自分を責めてしまう。

これまでも「周りと比べてできない」「みんなと同じにできない」ダメな自分に苦しんできませんでしたか? あるいは、これまでは、それを感じたくないから、人並み以上に努力して、できてきた人なのかもしれません。

ここでの魔法の言葉は「ダメでもいい」「できなくてもいい」「負けてもいい」です。たくさんつぶやいて、今まで嫌っていた自分を受け入れてくださいね。
もう自分のダメなとこ探しをして改善しようとしなくていいです。

そして、赤ちゃんを授かった人に出会ったら、自分の「できない」「ない」を自覚して落ち込むためのツールにせず、自分の未来の姿として、「私も、こうなるんだな~」と想像して、ワクワクして、あやかる気持ちを持ってみましょうね。

望むものが手に入らず、苦しい思いをしてしまう3つ目の理由は、「期待に応えられない」罪悪感です。その望みは、あなたの望みですか? 誰かの望みを知らないうちに背負っていませんか? その望みが叶うことで誰が喜こびますか? 結果として喜んでもらえるのは嬉しいことですが、喜ばすことができないという罪悪感を持つ必要はありません。

モカクロさんの場合は、ご両親を喜ばすことができない罪悪感があるようですね。罪悪感のために頑張らなくていいです。ここでの魔法の言葉は「期待に応えなくてもいい!!」「がっかりさせてもいい!!」ですからね。これもつぶやいてください。

最後に、モカクロさんは、この4年、うんと努力してやれることは全部やってきたことと思います。だからこそ「何で、私にはできないの?」「私の何がいけないの?」「あと何をすればいいっていうの!?」と苛立ち、疲れていることでしょう。これは、躍起になっている状態です。人間、躍起になっている時は、視野が狭くなってしまい何事もうまくいかないものです。

すべての生活を「赤ちゃんを授かるには」の視点で暮らしていませんか? 先に挙げた3つの魔法の言葉を呟きながら、そのガチガチな生活からいったん離れて、「自分が幸せを感じられる」生活をしてみましょう。

心と体を緩めることが大事です。
夢はいったん手放すと叶うと言われるのは、そのためです。
(だからと言って、また「夢を叶えるために手放さなくては!!」と意気込んだら同じことですから、要注意ですよ)

モカクロさんの「赤ちゃんがいてもいなくても、いつも幸せ」を応援しています。

・このカウンセラーのブログを読む
(高橋かのん)

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