特集2017年3月3日更新

人気!「はとバス」の魅力

東京を歩いていると目につく、「はとバス」の黄色いバス。今や東京観光としてすっかりおなじみとなった「はとバス」の人気のツアーやはとバスオススメのツアーも紹介しちゃいます。さらに、バラエティあふれる面白ツアーや、はとバスの華、バスガイドさんの秘密にも迫ります。

楽天トラベルでも人気1位を獲得!人気のはとバス

東京観光と言えば「はとバス」。楽天トラベルは「はとバス」と連携して人気となっています。最も予約実績を伸ばして注目を集めたバス路線ランキングで、「はとバス」の東京都内観光ツアーがダントツの1位となったほどです。

「楽天トラベル」で直接予約が可能となった「はとバス」ツアーは、東京観光の定番として人気が高まっています。特に東京観光のシンボル的存在である「東京タワー」や「東京スカイツリー(R)」を見学できるコースが人気の傾向にあります。また、利用者は日本全国幅広くご利用いただいており、特に首都圏以外でも兵庫県・大阪府・愛知県などのお客様の予約が好調です。

2011年の東日本大震災で、大きく利用者数が落ち込んだはとバスですが、数々の工夫をこらしたツアーなどの企業努力に加え、2013年のスカイツリー開業や東京駅の駅舎改修、また富士山の世界遺産登録などの追い風にも乗り、利用者数を大きく伸ばしました。

※東京・横浜の定期観光の人数。「年度」は同年7月から翌年6月までの期間となります。

はとバス人気の要因のひとつが2009年(平成21年)11月から導入された2階建てのオープンバス「’O Sola mio(オー・ソラ・ミオ)」です。

はとバスツアー乗客全体の12%を占め、年間12万人が乗る人気ツアーになっているのが、2階建てオープンバス「’O Sola mio(オー・ソラ・ミオ)」で都内を回るツアーだ。
レインボーブリッジと銀座を巡る『TOKYOパノラマドライブ』(1540円)や東京タワーやお台場、六本木など東京の夜景スポットを一気に楽しめる『極まるTOKYO夜景』(2560円)など何種類ものツアーが用意されている。

また、はとバスにはなんとバスだけでなく船のツアーもあるんです。ご存知でした?

「なじみのある街も、船から見ると景色が変わり、ガイド付きだと街の歴史も知ることができ、感動するお客さんも。夏の夜は、風情のある屋形船が相変わらず人気です。高級なイメージのレストラン船にも手頃なプランが増えています。歩かずに広範囲の旅ができ、飲食可能な場合も。ご両親連れで参加されるかたも多いですね」

はとバスオススメのツアーはこれ!

様々なツアーが魅力のはとバス。どれにしようか迷ってしまいますが、ここはプロのオススメに乗ってみるのも手かもしれません。というわけで、はとバスがオススメするツアーを紹介します!まずは東京・横浜の定期観光コースから!

築地味めぐりと日本橋老舗&歴史探訪

旅行代金9,980円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 ◯/夕食 -
最少催行人20名
築地&日本橋を知りつくした案内人がご案内!!
魚河岸の名で親しまれる東京都中央卸売市場・築地市場、そして江戸から歴史が続く日本橋へ。
築地のおいしいものと、日本橋の歴史や老舗の名店をご案内します。日本橋・神田川クルーズもお楽しみです!

まるごと東京スカイツリー (R)

旅行代金9,980円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 ◯/夕食 -
最少催行人数1名
東京スカイツリー(R)の全てを楽しむならこれ!
「天望デッキ(350m)」と「天望回廊(450m)」両方に入場、東京ソラマチ(R)散策もあわせ東京スカイツリー(R)をまるごと楽しめます!
やっぱり行きたい浅草の散策もお楽しみください!

江戸味覚食い倒れツアー

旅行代金9,980円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 ◯/昼食 ◯/夕食 ◯
最少催行人数1名
大人気!なんと朝昼夕の3食付き東京観光コース!
朝は築地で「お寿司」を、昼は浅草で「天ぷら」を、夜は柴又で「穴子」をご用意。
東京ならではの『江戸味覚』をたっぷりとご堪能ください!
もちろん観光も充実。みどころをくまなくご案内いたします♪

続いては、ちょっと足を伸ばして1日楽しめる、日帰りのオススメコースです。どれも本日発表されたばかりの新商品ツアーです!※いずれのツアーも、設定日にご注意下さい。

古河桃まつりとチューリップ スカイベリー食べ比べ

はとバスからのオススメポイント「昨年初めて取り入れた観光地で、ほぼ満席で運行し、人気があったコース。今年は人気品種のとちおとめ&スカイベリーの食べ比べもおすすめです。」

設定日2017.3/18 ~ 4/5
目的地茨城県/栃木県/埼玉県
旅行代金8,980円~9,480円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 ◯/夕食 -
最少催行人数20名

房総4つの絶景めぐりとランチバイキング

はとバスからのオススメポイント「SNSで話題の濃溝の滝など、今行っておきたい旬なスポットを一日でめぐれる新コースです。」

設定日2017.4/8 ~ 6/28
目的地千葉県
旅行代金8,980円~9,480円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 ◯/夕食 -
最少催行人数20名

マースガーデンウッド御殿場

はとバスからのオススメポイント「ピアニシモIIIで行く「貴賓席の旅」の中で、人気が高く、リピーターの方も多いコースです。」

設定日2017.4/1~7/13
目的地静岡県
旅行代金15,000円~16,000円
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 ◯/夕食 -
最少催行人数20名

グルメ3食対決 生シラス桜エビアジフライ富士宮やきそば

はとバスからのオススメポイント「昨年からやっている、3食付のコースです。」

設定日2017.4/1~6/26
目的地静岡県
旅行代金9,980円~10,780円
日程日帰り
お食事朝食 ◯/昼食 ◯/夕食 ◯
最少催行人数20名

ちょっと変わったツアーを楽しみたい方にこんなツアーも

観光地めぐりや各地の美味しいものを堪能できるツアーももちろん楽しい。でもたまには、いつもと違う体験をしてみたい…という方に、はとバスがご案内する変わり種ツアーがこちら!

話題の川崎工場夜景スポット

設定日土曜日(4/29、5/6運休)
旅行代金6,200円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 -/夕食 ◯
最少催行人数1名
人気急上昇の川崎工場夜景ツアー!!
夜景のプロが厳選した場所はもちろん、本ツアーだけが特別に展望できるスポットをご用意しました。
現地では川崎工場夜景ナビゲーターが夜景のご案内をいたします。
夕食は本場・韓国のお店が立ち並ぶコリアタウンで焼肉です!

今宵の貴方はシンデレラ

設定日土曜(1/28運休)
旅行代金9,800円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 -/夕食 ◯
最少催行人数20名
★女性限定コースです★
一度は行ってみたい!?ホストクラブ。明朗会計・はとバスなら安心!
ドキドキのひとときをお過ごしください。
はとバス限定のシャンパンコールは必見!
お食事場所のホテルグランドパレスから歌舞伎町までのバス車内ではホストがご案内いたします!

ニューハーフがお伴します。六本木香和の夜

設定日3/29までの月水、及び4/3からの月水金(3/20、4/24、7/17、9/18運休)
旅行代金7,600円~8,100円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 -/夕食 -
最少催行人数1名
会社帰りにみんなで乾杯~!!
東京駅から香和(かぐわ)までは、なんとニューハーフがご案内!
豪華絢爛な衣装、最新の可動式ステージや宙吊り等、度肝を抜く演出の数々は圧巻です!
水曜日はラッキーウェンズデーとして500円引き!

食べるアトラクション!手づかみシーフード&ハニーいちごとマザー牧場/浜松町発

設定日2017.1/3 ~ 5/10
旅行代金9,980円~11,580円
日程(大人1名)
お食事朝食 -/昼食 ◯/夕食 -
最少催行人数20名
みんなでワイワイ!これが食べるアトラクション!今話題の手づかみシーフードの昼食(カニ・エビ・イカ・貝・野菜など)をご用意!手袋をつけナイフやフォークを使わず、味付けされた温かいシーフードを豪快にお召し上がりください!最後に茹でたパスタを投入してまぜまぜ!東京湾を眺めながら、五感で楽しむお食事はまさに新感覚!
さらに美肌成分たっぷり♪ハチミツ工房の見学・試食に、イチゴ狩りではハチミツソースをつけられます★

定番の人気ツアーは?

ここからは「楽天トラベル」の人気ランキングで上位に上がった人気ツアーをご紹介します。

東京スカイツリー(R)と隅田川12橋めぐり

旅行代金9,980円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 ◯/夕食 -
最少催行人数1名
東京スカイツリー(R)天望デッキへご案内!
下町風情の浅草と大満足のバイキング!バイキングのレストランではあつあつできたて料理がオープンキッチンから続々登場!
個性的な12の橋を眺める隅田川くだり楽しめる人気コースです♪

東京二大タワー競演(東京スカイツリー(R)&東京タワー)

旅行代金9,600円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 ◯/夕食 -
最少催行人数1名
東京の二大タワーにのぼる通年運行コースはこれだけ!
ゆっくり11:30出発だから、新幹線や飛行機からの乗り継ぎの方にもオススメ♪
東京ドームホテル「リラッサ」での和洋中バイキングの昼食付きです!

靖国神社と国会議事堂

旅行代金2,880円(大人1名)
日程日帰り
お食事朝食 -/昼食 -/夕食 -
最少催行人数1名
短時間で東京の中心地をひとまわり!
お手軽・気軽な約3時間のコースです。
はとバスの車窓は通常に乗用車より約2m高め。見える景色が全然違うから、東京のど真ん中を走る「皇居ドライブ」では、新たな東京を感じてください!

ツアーを考えているのはどんな人?

これらのツアーを考えているのはどんな人たちなのでしょうか? はとバスに聞いてみました。

魅力的なコースでも、ボツになることも

「東京横浜観光は部長含む企画担当者が4名、郊外が5名おります。パンフレットの販売開始約6か月前から制作が始まります。企画担当者がそれぞれ何十通りものコース案を考え、課内会議で話し合います。その中で販売が決まったコースは施設の予約やルートの決定をし、企画担当者だけではなく、運転士やガイド等現場の担当者と、コースが現実的に成り立つかどうか吟味します。そこで提案が通ったコースが、商品としてパンフレットに掲載し、販売します。魅力的なコースだとしても、バスが通れない道であったり、様々な要因でお蔵入りしてしまうことがあります。」

ツアーの華!バスガイドさんに聞いた!

はとバスといえば、バスガイドさん。ツアーの華と言ってもいいその存在は、実はスゴいプロフェッショナル集団でした。先日、はとバスのツアーに参加する機会があったので、そのレポートとバスガイドさんの“スゴ技”もお届けします。

午前9時過ぎに東京駅丸の内南口にあるはとバスののりばに行くと、ツアー用のバスがずらり。乗り込むと、同時出発の5台のバスは全て満席とバスガイドの橋本さんからのアナウンス、人気ぶりが伺えます。 このバスガイドさん、誰でもなれるというわけでもなく、入社試験をクリアしないとダメなんです。
入社試験は高校・専門学校・短期大学在学中の学生さんが受験します。試験内容は、筆記・面接・歌のテストなど。歌のテストもあるんですね!

さて、バスは東京駅丸の内口を出発して八重洲口に。ここでバスガイドの橋本さんから丸の内口の駅舎が東京の歴史をモチーフにしたデザインであるのに対して、八重洲口にある「グランルーフ」が船の帆をイメージした「未来」を感じさせる、対照的なデザインだとの説明。もうガイドは始まっていました!そこからさらに日本銀行の前を通ると「本館の建物を上から見ると「円」の形をしている」「お札にも寿命があって、使用頻度の高い千円札や5千円札は1~2年、それに比べて1万円札は4~5年」とまだ出発して数分なのにものすごい情報量。語りながらも、ふと別の方向に目を向け「あっ、東京マラソンのランナーの方たちですね」。この日は東京マラソンと時間帯がかぶっていたので、大勢のランナーに遭遇し、盛り上がる車内。それにしても、車内の誰よりも先に気づくとはガイドさん恐るべし。

それにしても、ガイドの橋本さんの柔和な笑顔と落ち着いた口調の淀みないガイドが聞いていてものすごく心地いい。どこに何があるのか全てを把握しているかのように、次から次へとガイドしてくれるのはさすがプロの技といったところでしょうか。

入社試験をクリアしたガイドのタマゴたちは、3月に入社後、全員寮に入り、GW前後の初乗務に向けて1カ月半の研修を行います。そこでおじぎや挨拶、マナーなど基本の接遇講習や、約300ページもある都内教本を丸暗記し、都内の道を覚え、実際にバスに乗って、車窓に合わせながらガイドをする練習します。研修後にいわゆるテストがあり、合格したガイドがデビューすることができるのです。

この研修はテレビでも何度か紹介されたのでご存知の方もいるかもしれません。実際にバスに乗ってのガイド練習では、教本を見ずにガイドしなければならないだけでなく、コースから見える、変わりゆく風景に合わせてのガイドをしなければいけません。これはとても難しいらしく、うまくガイドできず。教官役の先輩ガイドさんから「黙ってないで何かしゃべって!」「金返せ!」と容赦ないダメ出しと厳しい叱咤に思わず涙を流すガイドさんもいるほど。そういった厳しい研修を乗り越えて来ているのです。

「研修は厳しかったですねえ」と振り返る橋本さん。「ただ、お金を頂いてガイドをするわけですから、最初に甘やかされるとその後も上手くいかないですからね、あれがあったから今があるんだと思います。初めて1人でガイドした時ですか?それは緊張しましたよ!ちゃんと言えるか不安でした。」

東京マラソンの関係もあってか、コースは高速道路に。それでもそのガイドは止まりません。お台場にある観覧車が日本で3番目に大きいことや、2番目はすぐ近くの葛西臨海公園にあることなど話しつつも、その間にも東京マラソンのランナーを何度も見つけていたのはさすが。驚いたのはガイドするものを見つけてからではなく、「そろそろ見えてくる頃」のタイミングで話し始めること。

「あらかじめコースを頭の中に描いていますから(どこに何があるか把握している)。あとは方向的にお客様が引っかかるな、と思う場所を探しています」(橋本さん)

ちなみに前述の300ページの教本ですが、基本的には今も昔も内容はほとんど同じ(多少の情報の上書きはあるようですが)。ただ、経験を積んでいくごとに、そこに自分で調べた情報を追加していくのだそうです。さらに都内だけでなはなく、横浜、山梨などの東京以外のツアーもあるので、場所ごとの情報も覚えなければいけません。スタートで教えられることは同じでも、その後は自分なりのデータベースを構築していくのです。

ツアーは浅草で50分ほど滞在、浅草寺を見学や仲見世を見学したあと、スカイツリーへ。
入場券を求める、結構な行列が出来ていましたがツアー参加者は団体専用の入り口からすいすいとエレベータに乗り、展望台へ。ここで80分ほど滞在し、東京駅へ。希望者はそのまま残ることも可能です。

行程はおよそ4時間ほどでしたが、帰り道でもスカイツリーや墨田川に関するガイドを聞き、すっかり東京通に(都内在住なのに!)なったツアーでした。

様々な魅力的な企画や、ガイドさんのプロの技に加えて、はとバス内では座席にガイドマップがおいてあったり、はとバスグッズの車内販売も。また郊外のコースでは全体地図や、温かいお茶のサービスもあるそう。こういった行き届いたホスピタリティが、人気の秘密なのかもしれませんね。

東京都在住でもそうでなくても楽しめるはとバス。是非、一度参加してみては?