県民性が浮き彫りになる? 都道府県ランキング

2018年4月12日更新

日本テレビ系の人気バラエティ『秘密のケンミンSHOW』などの影響か、あるいは普遍的な「あるある」ネタとして注目されているのでしょうか、昨年公開した「同じ日本でもこんなに違う!都道府県ランキング」は人気ページとなっています。今回はその第2弾。カタめのものからヤワめのものまで、さまざまなランキングを紹介していきます。

事件・事故にまつわるランキング

通学時の自転車事故が多い県は?

まずは、「自転車の安全利用促進委員会」が今年3月に発表した「2016年都道府県別の通学時事故件数ランキング」。

新生活シーズンに合わせて、全国の中学生・高校生の都道府県別の自転車事故発生件数をまとめたもの。自転車の安全利用促進委員会メンバーでもある三井住友トラスト基礎研究所研究理事の古倉宗治氏と交通事故総合分析センターITARDAから提供を受けた事故データに基づき、2016年発生の事故について調査・分析した。

中学生の通学時事故件数 ワースト1位は埼玉

都道府県別の通学時自転車事故発生件数では、中学生は「埼玉」が171件でワースト1位、「群馬」が160件でワースト2位、「静岡」が117件でワースト3位。

高校生の通学時事故件数 ワースト1位は静岡

高校生は「静岡」が737件でワースト1位、「埼玉」が686件でワースト2位、「愛知」が593件でワースト3位であった。

人口あたりの件数では中高生ともに群馬がワースト

人口1万人あたりの自転車事故件数では、中学生は「群馬」が27.60件でワースト1位、「香川」が22.43件でワースト2位、「佐賀」が15.84件でワースト3位。高校生は「群馬」が91.96件でワースト1位、「静岡」が71.45件でワースト2位、「宮崎」が45.59件でワースト3位。中高生ともに「群県」がワースト1位となった。

不審者の出没が多発する駅は?

2017年3月から10月末までに全国で発生した不審者事案のうち、出没エリアの近隣に鉄道の駅があったケースは全体の約4割で、多発する駅では期間内に最大で9件の不審者情報があったことが、筆者が代表を務める「日本不審者情報センター」の分析からわかった。
対象となった事案は、声かけ、つきまとい、痴漢、露出、暴行、盗撮、のぞき、危険物所持、下着盗、路上強盗など。車上狙いや空き巣といった「人をターゲットにしていない事案」は対象外だ。

「下半身露出」のワーストは志木駅(埼玉)と梅島駅(東京)

「下半身露出」の不審者情報がもっとも多かったのは東武東上線の志木駅(埼玉県新座市)周辺と、東武スカイツリーラインの梅島駅(東京都足立区)周辺だった。志木駅周辺については期間内に全国最多タイとなる計9件の不審者情報を配信しており、このうち男性による下半身露出も全国最多タイの6件だった。8月と10月には、下半身を出して女性につきまとったり、追いかけたりする悪質な事案も起きている。

不審者事案の発生件数最多の駅が多いのは埼玉

同一駅周辺での不審者事案の発生件数は7カ月間に9件が最多で、9件の事案があった駅は全国に25駅あるといいます。この25駅を都道府県別に集計すると…

埼玉県が10駅で最多。神奈川県が3駅、静岡県と兵庫県が各2駅、北海道、宮城県、群馬県、奈良県、大阪府、広島県、岡山県、福岡県が各1駅となった。

暮らしにまつわるランキング

趣味が充実している都道府県ランキング

「趣味」に特化したコンテンツを提供するアプリ「Funmee!!(ファンミー)」は、「趣味とライフスタイル」に関するアンケート調査を実施。調査結果をもとに、趣味にハマっており、かつ、幸福度が高い人を「趣味充(しゅみじゅう)」と名づけ、47都道府県をランキング化した。

「趣味充」1位は徳島

調査は、全国の30歳~59歳の男女4700人を対象に行われた。「趣味充」の分布を都道府県ごとにランキング化すると、1位「徳島」、2位「沖縄」、3位「奈良/鹿児島」となった。
興味深いのが、趣味充ランキング1位の徳島は、趣味に使うお金の比率ランキングでは、最下位だったということ。趣味充ランキング上位の沖縄、奈良、鹿児島も同様に下位だった。つまり、趣味にハマって幸せな"度合"は、どれだけお金をかけたか、ではないということだ。

県民性研究の第一人者、矢野新一氏は徳島の県民性が関係していると分析しています。

江戸時代に市場を賑わせ、徳島を繁栄させた「阿波商人」に由来する県民性にあると分析している。
「趣味にハマっているのは、何事にも真面目で堅実だからでしょうね。そして、せっかく始めた趣味を簡単にやめてしまうのはもったいないと考えているからです。使うお金がワースト1位なのは、無駄なお金は使わないためです」

ストレスマネジメントがうまい県は?

オフラボ(メディプラス研究所)が全国の20~69歳の女性7万人を対象に行った「ココロの体力測定」に基づきます。

順位都道府県名ストレスオフ指数
1位愛媛県51.3
2位島根県44.3
3位徳島県34.3
4位大分県28.5
5位鳥取県28.4

日本で一番「ストレスオフ」な都道府県は愛媛

2017年に日本で一番「ストレスオフ」だった県は、愛媛県だったそうです。
ストレスオフとは、オフラボが定義する、心と身体と肌が健やかな状態のこと。愛媛県のストレスオフがトップの理由として、乾燥していない気候で肌状態がいいこと、マイペースな生活スタイルで過ごすことができている、有意義な休み方ができているなどがあったそうです。

2017年日本で一番美しい肌を持つ「美肌県」は?

化粧品メーカーのポーラが「肌のビックデータ」をもとに毎年発表している「ニッポン美肌県グランプリ」。最新の2017年版では1年間集めた約66万件にも及ぶ女性の肌データを分析して“美肌偏差値”を算出しているとか。

順位都道府県名美肌偏差値
1位富山県70.97
2位石川県65.74
3位秋田県64.31
4位岡山県63.08
5位愛媛県62.34

2017年の「美肌偏差値」1位は富山

1位の富山県は、日照時間が短い、降水量が多く相対湿度が高いので美肌を保ちやすいこと、良質な睡眠を心掛ける生活習慣があることなどが背景にあったようです。

クレジットカードの「選び方・使い方」ランキング

NTTドコモが、「クレジットカードの選び方・使い方」について世代・地域別に調査を行い、結果を発表しました。

今回の調査結果からは、世代や地域ごとに異なる「クレジットカード」利用の実態が浮かび上がってきました。その一方で、「ステータス」よりも「おトクさ」を重視する傾向は、どの世代・地域でも共通であることも明らかになりました。

クレジットカード「早期デビュー県」1位は奈良

クレジットカードを所有した平均年齢が低い都道府県
順位都道府県名平均年齢
1位奈良県25.0歳
2位兵庫県25.3歳
3位香川県25.4歳

※全国平均:27.9歳 47位:佐賀県 30.5歳

クレジットカードを所有した平均年齢が最も低い「早期デビュー県」としては「奈良県」が1位に。奈良県民は、消費意識について聞いた質問でも「トレンドには敏感でいたい」の項目で2位(46%)にのぼっており、新しいものに積極的にチャレンジする傾向があると言えそうです。

ステータスよりも「おトクさ重視県」1位は岩手

クレジットカード選びでステータスよりも「おトクさ」を重視する人の割合が高い都道府県
順位都道府県名割合
1位岩手県94%
2位鳥取県93%
3位広島県93%(2位と0.1ポイント差)

※全国平均:88% 47位:大分県 77%(1位との差:17ポイント)

クレジットカード選びにおいて、ステータスよりも「おトクさ」を重視する人が多い「おトクさ重視県」としては、「岩手県」がトップとなりました。ただし、47位となった「大分県」でも、「おトクさ重視」の割合は77%と約8割にのぼっており、全国的に「おトクさ」を重視する傾向自体は変わらないようです。

「キャッシュレス県」1位は三重

現金以外で買い物を行う人の割合が高い都道府県
順位都道府県名割合
1位三重県95%
2位栃木県93%
3位沖縄県92%

※全国平均:85% 47位:大分県 74%(1位との差:21ポイント)

クレジットカードなど、現金以外で買い物をおこなう人の割合が高い「キャッシュレス県」ランキングで1位となったのは「三重県」。三重県は、大阪商人、近江商人と並んで日本三大商人と言われる伊勢商人の地であるだけに、買い物における文化も発達しているのかもしれません。とはいえ、47位の大分県でも「キャッシュレス率」は7割を超えており、全国的に「キャッシュレス化」が進行している様子がうかがえます。

異性との出会いが多そうな県は?

SPA!編集部では一般男女300人を対象に、都道府県ごとに抱く、出会いが“多そう”“少なそう”というイメージについてアンケートを行った。

「出会いが多そう」1位は東京

順位都道府県名票数
1位東京都244pt
2位大阪府152pt
3位神奈川県93pt
出会いが多そうというランキングでは、新宿・歌舞伎町など日本有数の繁華街が点在する東京が244票と大方の得票を得て堂々の1位に。それに続くのはナンバやミナミのきらびやかなネオンが容易に想像される大阪で、ちょっとオシャレな飲み屋が立ち並んでいそうな横浜を抱える神奈川が3位となった。

「出会いが少なそう」1位は鳥取

順位都道府県名票数
1位鳥取県103pt
2位島根県95pt
3位青森県78pt
出会いが少なそうな都道府県では、「砂丘以外何もない」と揶揄されることもある鳥取が1位を獲得した。その鳥取と間違えられがちな島根が2位に。3位の青森はアンケートでも「高齢化が進んで若者があまりいない印象」といった声が上がるなど、過疎化に悩む都道府県では、当然ながら出会いも望めないイメージがあるようだ。

子供を「褒めて伸ばす」か「叱って伸ばす」か

ソニー生命保険が全国の20歳~59歳の男女計4700名(各都道府県100名)の有効サンプルを集計した「47都道府県別 生活意識調査2018」をもとに、子育てに関する都道府県別の特徴を見てみましょう。

「褒めて伸ばす」子育てに同意した人が多い県は秋田と山梨

子どもの育て方について、「褒めて伸ばすようにしている」は同率で「秋田県」「山梨県」54.0%が首位に立った。3位以下には、「滋賀県」52.0%、4位「佐賀県」51.0%、5位は同率で「千葉県」「京都府」各50.0%がランクインした。

「叱って伸ばす」子育てに同意した人が多い県は神奈川

「叱って伸ばすようにしている」の1位は「神奈川県」15.0%だった。2位には「滋賀県」「熊本県」「東京都」「富山県」が13.0%で並んでいる。

「子育てのしやすさ自慢」1位は福井

子育てのしやすさ自慢の1位は、46.0%で「福井県」だった。2位「鳥取県」22.0%、3位「滋賀県」20.0%、4位「佐賀県」19.0%。5位は同率で「富山県」と「宮崎県」が18.0%でランクインした。トップ10には西日本の県が多くランクインしており、子育てのしやすさは西高東低の傾向が見られた。

ねずみ駆除の相談件数が多い県は?

「ねずみ駆除」の利用シェア1位というシェアリングテクノロジーが、全国のねずみ被害に関するデータ約3700件をもとにして行った実態調査の結果です。

当社に寄せられたねずみ駆除に関する相談から、都道府県ごとに「10万世帯あたりの相談件数」を算出し、これを「ねずみ被害指数」としてランキング

「ねずみ被害指数」が最も高いのは山梨

ねずみ被害指数が最も高い都道府県は、「山梨県(16.67)」で、2位の「岐阜県」と6ポイント以上も差をつける結果となりました。2位以下は僅差ですが「岐阜県(10.37)」「愛媛県(10.15)」「東京都(9.98)」「長野県(9.81)」と、東京都を除く地方都市が上位を占める結果となりました。

「ねずみ被害指数」が最も低いのは島根

ねずみ被害指数の低い都道府県としては、本州で2つの海に接する青森県・山口県・兵庫県がすべて4位までに入っていることが大きな特徴です。また島根県を含め、いずれも日本海に接する県です。このことから、冬の寒さが厳しい日本海側ではねずみの被害が少ない傾向が見られました。

人にまつわるランキング

自分から告白する女性が多い県は?

上でも紹介したソニー生命保険による「47都道府県別 生活意識調査2018」の「恋愛・家族観」も見てみましょう。

自分から告白する女性の割合が最も高いのは山梨

【自分から告白する女性】の割合が最も高かったのは「山梨県」(34.0%)で、2位には「茨城県」「群馬県」「埼玉県」「東京都」「兵庫県」が並びました。
大学卒業後にすぐ結婚を決めた山梨県出身のA子さん(33歳・専業主婦)は、「私が夫にひと目ぼれしてすぐに告白しました」。
同じく山梨出身のB子さん(32歳・金融)も「気になる男性が見つかったらデートに誘います。それで楽しければ次につながるから、まずは行動です」と積極的。

告白されるのを待つ男性が多いのは大分

【自分から告白する男性】の割合が最も高かったのは「埼玉県」(50.0%)、【待つ男性】の割合が最も高かったのは「大分県」(44.0%)でした。

Jリーガーを多く輩出している県は?

18シーズンのJリーグ選手名簿が公開になった。登録選手のデータが公表されているが、都道府県別の出生地をランキング形式で調べてみた。(2月1日時点)

Jリーガー出生地別ランキング1位は東京

順位都道府県人数主な選手
1位東京都161名中村憲剛・小林悠(川崎F)・中村航輔(柏)
2位神奈川県146名中村俊輔(磐田)・齋藤学(川崎F)・久保建英(FC東京)
3位大阪府112名柿谷曜一朗(C大阪)・倉田秋(G大阪)・ 稲本潤一(札幌)
4位埼玉県107名中澤佑二(横浜FM)・山田直輝(浦和)・佐藤寿人(名古屋)
5位千葉県99名玉田圭司(名古屋)・長澤和輝(浦和)・中谷進之介(柏)
都道府県を出生地に持つ選手(外国を出生地に持つ選手を除く)は1392名。最も多いのが東京都で161名。昨年のMVPを獲得したFW小林悠(川崎F)らがいる。そして2位は神奈川県、3位の大阪府と続く。

「他県から見たイメージ」ランキング

熱狂的なスポーツファンが多そうな県は?

gooランキングでは、「熱狂的なスポーツファンが多そうな都道府県ランキング」が発表されましたのでご紹介していきたいと思います!

阪神タイガースファンのイメージが影響? 1位は大阪

順位都道府県名票数
1位大阪府978票
2位広島県490票
3位埼玉県295票
4位北海道239票
5位東京都124票
阪神タイガースの熱狂的ファンが多いとされている大阪府が第1位となりました。
阪神タイガースファンは何となく怖いイメージがあるのは気のせいでしょうか?
道頓堀に飛び込んで問題になるニュースもありますが、それほど熱狂的ということですよね。

“カープ女子”などカープファンのイメージで2位は広島

カープ女子という名前も出てくるほど、女性の野球ファンを増やした広島カープのある広島県が第2位です。
芸能人の中にも広島カープファンを公言している人も多いですよね。
それにしても、カープ女子ってかわいい人が多いですよね。

「こりゃ~強いわ~!」と思わず言ってしまいそうな都道府県

今回ご紹介するのは『日本一強い!と思う「都道府県名」ランキング』です。都道府県が強いってどういうこと?って疑問に思いますよね。でも、gooランキングの結果を見て納得!こりゃ~強いわ~!と思わず言ってしまいそうな都道府県が名を連ねていましたので早速ご紹介していきたいと思います。

「日本一強い!と思う都道府県名」1位は大阪

順位都道府県名票数
1位大阪府97票
2位東京都92票
3位北海道80票
4位沖縄県70票
5位鹿児島県69票
「関西人=怖い」という偏見を持っている人もまだまだ多いのではないでしょうか。
あのきつい口調や独特すぎるファッションセンス。
気も強うそうな人が多いため、県民性が強いと感じて第1位となりました。

一生行かない気がする都道府県ランキング

北は北海道から南は沖縄まで…47都道府県もあり、「行ったことがない」エリアも当然あるはず。
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,349名を対象に「一生行かない気がする都道府県」について調査を実施。

「一生行かない気がする」1位は沖縄

温暖な気候と美しい海を中心として、国内有数の人気を誇る観光エリアだけに、かなり意外な結果だ。
若い世代ではかなり少ないのだが、40代以降の票が集まる形で1位となった。
その背景には、「行かない気がする」と考えてしまう要因に、どうしても距離やアクセスといったハードルのウェイトが高いことも関係ありそうだ。

ラーメンが美味しそうな県は?

しのぎを削っている「ご当地ラーメン」だが、実際にラーメンが美味しそうと思われている都道府県は、どこなのだろうか?
しらべぇ編集部は、全国20〜60代男女1,349名を対象に調査を実施した。

最もラーメンが美味しそうなのは北海道

じつに29.1%の人が「ラーメンがおいしそう」と選んだのは、北海道。味噌ラーメンを生んだ札幌の他、旭川ラーメン、函館ラーメンなど、その広さゆえさまざまなご当地ラーメンが人気を集める。
札幌ラーメン自体も、いわゆる味噌ラーメンを超えて進化を遂げつつあるので、今後も目が離せない。

日本酒がおいしそうな県は?

全国的に知られる大手メーカーに加えて、北は北海道から、南はしらべぇでも以前取材した熊本県の亀萬酒造まで、津々浦々で「地酒」がつくられている。
では、全国47都道府県の中で、どの地域が「日本酒がおいしそう」と思われているのだろうか。しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,151名を対象に調査を実施。

「日本一の米どころ」新潟がぶっちぎりで1位

頭ひとつ抜けていた秋田県にもぶっちぎりで差をつけたのは、日本一の米どころであり、酒どころ、新潟県。じつに3割を超える人が「もっとも日本酒がおいしそう」と回答した。
『久保田』や『越乃寒梅』、『八海山』『麒麟山』など、90を超える酒蔵があり、酒づくりの技を磨くための清酒学校までつくられている新潟。納得の結果と言えるかもしれない。