インターネットリサーチを手掛けるNEXERとRSGは共同で、「転職を考えたきっかけ」に関するアンケートを実施し、2024年8月8日にその結果を公開した。
転職を考えたきっかけ「人間関係「給与や評価」「仕事内容」
調査では、「転職を考え始めた、もっとも大きなきっかけを教えてください」と質問した。最も多かったのは「人間関係」で29.2％。次いで、「給与や評価など」が24.0％、「仕事内容」が22.0％、「ライフプランの変化やプライベートの事業など」が13.8％、「勤務時間」が6.6％などの理由が上位を占めた。
きっかけのもとになった具体的理由やエピソードを聞いたところ、以下のような回答があった。
●「人間関係」回答理由
・上司と仲が悪かった。（30代・男性）
・会社主催の飲み会が多く、断りづらい雰囲気でとても嫌だ。（30代・女性）
・一緒に働いていたスタッフとどうしても気が合わず、メンタル的に厳しくなってしまったので転職をしました。（30代・女性）
●「給与や評価など」回答理由
・勤務年数が長くなっても給料は変わらず、仕事内容ばかりが難しくなったり量が増えるのは納得がいかない。（20代・女性）
・自分より仕事をしていない人が自分よりもランクが上で給料が高く、自身がランクアップできる未来が見えなかったから。（20代・女性）
・働く時間のわりに薄給で生活が成り立たないから。（30代・男性）
続いて、「その際、実際に転職をしましたか」と聞くと、「した」という人は64.6％で過半数を超えた。「していない・転職活動もしていない」は18.4％、「転職活動をしている最中」は8.6％となった。
それぞれについて、理由も質問した。
●「実際に転職をした」回答理由
・やるだけやってみようと思ったら転職できた。（20代・女性）
・待遇のいい企業が見つかったので。（30代・女性）
・様々な面で自分に都合のいい仕事が見つかったから。（30代・男性）
●「していない・転職活動もしていない」回答理由
・まだ入って間もないため、経歴に傷が着くと思ったから。（20代・女性）
・無理だと思ったから。（30代・男性）
・他がいい保証がない。（30代・男性）
次に、「転職を考え始めてから実際に転職するまで、大変だったことはありますか？」と質問した。「ある」と答えた人は51.1％、「ない」と答えた人は48.9％で拮抗した結果になった。
どんなことが大変だったか聞くと、
●転職するまで、どのようなことが大変だった？
・仕事をしながらの転職活動。（30代・女性）
・なかなか別の仕事が見つからなかったこと。（30代・女性）
・決まるまで、精神的につらかった。（30代・男性）
などの声が寄せらえれた。
この調査は2024年7月31日～8月5日に、NEXERが自社調査として行い、事前調査で「転職を考えたことがある」と回答した全国の男女500人にインターネット調査を行った。