大手転職サイト「エン転職」を運営するエン・ジャパンは2024年9月17日に、ユーザー3658人に「官公庁・自治体への転職」についてのアンケート調査を行い、結果を発表した。
「業務内容が分からない」「イメージが湧きにくい」の声も
<官公庁・自治体への転職...興味ある分野の仕事は? 3位「教育」、2位「地方創生」、1位は?>の続きです。
調査では、「官公庁・自治体への転職を考えた際に、不明な点・不安な点を教えてください」と聞いた。第1位は「仕事に関する情報が少ない」で52%、次いで「能力・スキルが活かせる仕事があるか」が39% 、続いて「給与など条件面が希望とあうか」が36%だった。
男女間では、「テレワーク・時短など働き方の柔軟性」が男性で18%、女性で36%で18ポイントの差が開いている。
また、年代別では、「仕事に関する情報が少ない」はどの年代も過半数を超える結果だった。「給与など条件面が希望とあうか」では、20代で31%、30代で40%、40代以上で36%となった。さらに、「テレワーク・時短など働き方の柔軟性」は20代で28%、30代で33%、40代以上で24%となり、年代間で9ポイントの差がつく結果となっている。
実際の回答者の声を見ると、
・求人を目にしたことがなく、業務内容が分からない。(20代男性)
・未知な分野なので、イメージが湧きにくい。(30代女性)
・自分のスキルが専門的なので、活かせるかを判断したいが情報がない。(30代男性)
・求められている能力が何かわからない。(40代女性)
・ある程度の役職にならないと民間より収入が低いイメージなので、不安がある。(30代男性)
・自分がどの給与レンジに当てはまるかが不明確。(30代男性)
などがあった。
なお、この調査は2024年7月29日~8月27日、インターネットによるアンケートで行われ、「エン転職」を利用するユーザー3658人を対象とした。