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「転職したい」就活生は65%、Z世代で56% Z世代や就活生の考える理想の働き方

J-CAST会社ウォッチ 2024年10月8日 21時15分

採用管理システムなどを展開するThinkings(シンキングス)は2024年9月19日、就活生100人と社会人300人を対象にした「働き方に関する意識調査」の結果を発表した。

副業に関心ない就活生41%、Z世代44%

調査は、企業の採用活動や上司や同僚との日頃のコミュニケーションにおいて重要な、世代間での働き方に対する意識の違いについて各世代の特徴や傾向を分析したもの。

同社は、Z世代は1997~2005年生まれ、Y世代は1981~1996年生まれ、X世代は1965~1980年生まれとしている。

調査ではまず、「残業に関する考え」について質問。就活生のおよそ10%の人が「残業はしない・断る」と回答している。

また、X世代の前半は長時間労働が一般的な時代を過ごしたと言われているが、「残業も厭わない」と回答したX世代の割合は16%ほどにとどまった。

続いて、「副業に関する考え」について聞くと、若者世代のZ世代と就活生では、「積極的に行いたい」「負担が大きすぎない範囲で行いたい」を合わせると就活生で59%(積極的に:18%、負担が大きすぎない範囲で:41%)で、Z世代は56%(同順で29%、27%)という結果になった。

同社は「若年層は、本業以外で収入アップやキャリアの幅を広げることに前向きな傾向があることが分かります。一方で、各世代の約1/4が副業に『興味はない』と回答しており、本業のみで金銭的にも成長環境的にも満足している人が一定数いることが考えられます」としている。

さらに、「転職」に関する考えを聞くと「キャリアアップのために転職したい」「魅力的なオファーがあれば転職したい」と答えたのは、就活生が最も多く65%(キャリアアップのため:21%、魅力的なオファーがあれば:44%)となった。

一方、Z世代は56%(同順で23%、33%)、Y世代では46%(同順で15%、31%)、X世代では42%(同順で16%、26%)という結果になった。

次に、「転勤」に対する意識を調べてみると、「キャリアアップのためなら積極的に受け入れる」と回答した人の割合は若い世代ほど高く、就活生では47%となったが、「辞令であれば仕方なく受け入れる」「転職を考えるきっかけになる」と回答した層が全世代で半数を超えている。

「仕事における生成AIツールの利用に関する考え」について聞いたところ、「利用したい」と考えている人の割合は就活生・Z世代ほど高く、就活生では73%だった。

一方で、X世代とY世代では同じ答えが4割未満で、逆に「利用に抵抗がある」「必要があれば利用も厭わない」と考える人の割合が合わせて6割を超えており、AIツールの利便性を理解しつつも、現在の業務プロセスや経験に基づいたアプローチを取る傾向が高い。

この調査は就活生と自営業を除く社会人400人からインターネット調査で回答を集めた。内訳は、就活生が100人、1997~2005年生まれの社会人が100人、1981~1996年生まれの社会人が100人、1965~1980年生まれが100人。調査期間は2024年6月1日~11日。

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