人材派遣業やコンサルティング業を行うR&G(本社:埼玉県さいたま市)は2024年9月19日、仕事が長く続かない475人を対象にした「仕事が続かない理由に関する意識調査」の結果を発表した。
仕事が続かない人が改善したいこと 1位は「対人スキルの低さ」
<仕事が長く続かない人の理由 3位「仕事が合ってない」、2位「仕事に飽きる」、1位は?>の続きです。
転職を一概に「悪いこと」とは決められないが、無計画に転職を繰り返すと経済的に不安定になるほか、長期的なキャリア形成が難しくなるデメリットもある。実際に「次こそは長く働きたい」と考えて転職するものの、短期間での離職を繰り返してしまう人もいるのではないだろうか。そこでR&Gは、実態を明らかにすべく、インターネット調査を行ったという。
調査によると、1位は「誰にも相談していない」が192票で最多だった。次いで2位は「家族・配偶者」が170票、3位は「友人・恋人」で116票、4位は「転職エージェント」で26票、5位は「上司・同僚」で15票という結果だった。
R&Gは、「自分ひとりで解決しようとする人が多い一方で、『仕事が続かないことに問題を感じていないので、誰にも相談しない』という意見も複数寄せられています。『仕事が続かないことを解決したい』と考えていない人もいるとわかりました」とコメントしている。
続いて、仕事が続かない人が改善したいと思っていることを聞いた。1位は「対人スキルの低さ」で149票、「ストレスマネジメント能力の低さ」が85票で2位に、「仕事のスキル」は78票で3位になった。
それぞれのアンケートに寄せられたコメントは以下の通り。
「対人スキルの低さ」
・コミュニケーション能力の向上。誰かに頼れるスキル(20代 男性)
・苦手な人とうまくやっていくスキルを身につけることです。うまく受け流せるようになりたいです(30代 女性)
・人間関係を円滑にしたい。コミュニケーション能力を上げたいと思っている
「ストレスマネジメント能力の低さ」
・ストレスを溜め込まないように、休みをしっかり取る(20代 女性)
・ストレス管理。どんな仕事でもストレスはかかるから、自分でストレスをコントロールできるようになりたい(30代 女性)
「仕事のスキル」
・簡単な業務だから飽きてしまうと思うので、何かしら資格を取ってから転職したい(30代 女性)
・パソコンのスキルを広げて、自分でできる仕事を増やす(40代 女性)
・資格を取って、レベルの高い仕事に挑戦したい(50代以上 男性)
調査は仕事が続かない人475人(女性290人、男185人)を対象にインターネットで回答を募った。年代別の内訳は10代が1.3%、20代が19.8%、30代が41.0%、40代が22.5%、50代以上が15.4%だった。