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北朝鮮が弾道ミサイル発射=2発短距離か、先月26日以来

時事通信 2024年7月1日 12時10分

 【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は1日午前5時5分と同15分(日本時間同)ごろ、南西部・黄海南道長淵一帯から短距離弾道ミサイルと推定される計2発を北東に向けて発射した。北朝鮮の弾道ミサイル発射は6月26日以来。ミサイルはそれぞれ約600キロと約120キロ飛行した。

 韓国軍当局者は1発目について、北朝鮮東岸の日本海に落下したと指摘。2発目については初期段階から異常飛行し、爆発して残骸が陸地に落ちた可能性があると説明した。

 林芳正官房長官は記者会見で「わが国の領域や排他的経済水域(EEZ)へのミサイルの飛来は確認されていない」と明らかにした。韓国軍は「朝鮮半島の平和と安定を深刻に脅かす明白な挑発行為だ」と糾弾した上で、「米国や日本と関連情報を緊密に共有し、万全の準備態勢を維持している」と強調した。

 北朝鮮は日米韓3カ国が6月27~29日に実施した合同軍事演習「フリーダム・エッジ」に反発。声明で「挑発的な軍事的示威行為だ」と非難し、対抗措置を警告していた。

 北朝鮮は6月の前回発射について「多弾頭の中距離弾道ミサイルの実験に成功した」と主張。一方、韓国軍は発射が失敗だったと分析していた。 

[時事通信社]

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