【バンコク時事】ミャンマー軍事政権は6月30日、コメの販売価格を巡る違反があったとして、日本人を含む複数人を拘束したと発表した。拘束されたのは、日系企業イオンの関係者カサマツ・ヒロシさん。
軍政によると、カサマツさんや地元のスーパーマーケット業者らは、当局の設定を上回る価格でコメを販売したとされる。
イオンは2016年にミャンマー企業との合弁会社「イオンオレンジ」を設立し、スーパーマーケット事業を展開している。カサマツさんは同社の幹部という。
21年のクーデター以降、国軍と抵抗勢力の戦闘が続くミャンマーでは経済が混乱し、コメの価格も高騰。国軍は業者を摘発して統制を強化している。
[時事通信社]