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トランプ氏に「再び勝つ」=撤退圧力増すも完全否定―バイデン氏

時事通信 2024年7月6日 10時50分

 【ワシントン時事】バイデン米大統領(81)は5日、中西部ウィスコンシン州の選挙集会で演説し、「選挙戦を続け、再び(トランプ前大統領に)勝つ」と再選に向けた決意を示した。先月の大統領選テレビ討論会で衰えた姿を見せ、撤退圧力が強まる中、改めて戦う姿勢を示した。

 バイデン氏は「私が40歳に見えることは分かっている」と冗談を交え、雇用創出や銃規制強化など3年半の実績をアピール。演説は約17分で、原稿を映すテレプロンプターを使用した。

 こうした中、ワシントン・ポスト紙は、民主党の複数の下院議員に続き、上院のウォーナー議員(バージニア州選出)がバイデン氏に撤退を求める議員団結成を準備していると報じた。これに対しバイデン氏は記者団に「彼1人だけだ」と一蹴。撤退に関し「完全に否定する」と語り、トランプ氏と再び討論会に臨む用意があるとも述べた。

 バイデン氏は5日、米ABCテレビのインタビューに応じ、討論会で精彩を欠いた理由について「ひどい風邪を引いていた」と説明。健康状態に深刻な問題があるわけではなく、一度きりの出来事だと主張した。討論会後、全国放送のインタビューを受けたのは初めて。

 バイデン氏は大統領候補として「私ほどの適任者はいない」と豪語。「全能の神」だけが自身を退かせることができると述べた。認知能力検査を受けるか問われると、「誰にもやれとは言われていない」と消極的な姿勢を示した。 

[時事通信社]

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