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台湾駐日代表に李逸洋氏=陳元総統側近、月内にも就任

時事通信 2024年7月7日 22時41分

 【台北時事】台湾の頼清徳総統は7日、駐日大使に当たる台北経済文化代表処の謝長廷代表(78)の後任に、李逸洋・前考試院(人事院に相当)副院長(69)を起用する人事を固めた。関係者が明らかにした。李氏は陳水扁元総統の側近で、頼氏の信頼が厚いとされる。近く正式発表し、早ければ月内に交代するとみられる。

 李氏は、記者などを経て台北市議を務めた後、陳政権で民進党秘書長、内政部長(内政相)を歴任。蔡英文政権では、2017~20年に考試院副院長を務めた。戒厳令が敷かれた国民党政権下で、陳氏らと刊行した雑誌を巡り投獄された経験も持つ。

 公務で日本と直接関わる部門の経験はないが、日本語ができるほか実直な人柄に定評がある。頼政権としては、安定感があり頼氏の信頼も厚い李氏を起用することで、対日関係重視を示す狙いがありそうだ。 

[時事通信社]

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