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石丸氏得票、蓮舫氏を上回る=当選の小池氏は292万票―都知事選

時事通信 2024年7月8日 5時53分

 7日に行われた東京都知事選の開票結果が8日、確定した。現職で3選を果たした小池百合子氏(71)は約292万票を獲得。前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が続き、立憲民主、共産両党の支援を受けた前参院議員の蓮舫氏(56)を上回った。

 当初は、自民、公明両党が支援する小池氏と、立民、共産両党が支える蓮舫氏の2人を軸に選挙戦が展開されるとの見方が強かった。しかし、既存政党を批判する立場を鮮明にした石丸氏が躍進。約166万票を獲得し、蓮舫氏を37万票以上引き離した。

 石丸氏は街頭演説を数多くこなし、SNSも活用して情報を発信。時事通信の出口調査でも、無党派層の投票先として小池氏に次いで石丸氏が多く、選挙戦略が功を奏したとみられる。一方の蓮舫氏陣営では「最低でも150万票は取れる」(立民関係者)と期待する声もあったが、結果は約128万票にとどまり、伸び悩んだ。

 小池氏の得票数は、都知事選として歴代2位の約366万票を獲得した前回選挙よりも減らした。初当選した2016年の約291万票とほぼ同じだった。 

[時事通信社]

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