【ベルリン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ワルシャワでポーランドのトゥスク首相と2国間の安全保障協定を締結した。ウクライナを逃れた国民が参加する志願兵部隊を創設し、ポーランド国内で訓練することを盛り込んだ。
ゼレンスキー氏は「前例がない文書だ」と協定を評価した。志願兵部隊の創設は、徴兵を逃れ欧州諸国で暮らすウクライナ人の取り込みが狙い。ロシアがポーランドに向けミサイルやドローンを発射した場合、ウクライナが自国領空で撃墜することも明記した。
トゥスク氏は協定が実効性ある内容になることを望んだと強調した。ウクライナ大統領府によると、安保協定を結んだのは、日本を含む先進7カ国(G7)など計21カ国・地域になった。
[時事通信社]