労働基準監督署がアスベスト(石綿)被害で死亡した男性の労災認定記録を誤廃棄したのは違法だとして、遺族が約300万円の損害賠償を国に求めた訴訟の判決が11日、神戸地裁であった。野上あや裁判長は、誤廃棄された記録について、死亡と石綿被害の因果関係を立証する重要な資料だったと認定し、国に約1万円の賠償を命じた。
原告側の代理人弁護士によると、公文書の誤廃棄で国家賠償法上の違法性が認められるのは初めて。
[時事通信社]
時事通信 2024年7月11日 18時44分
労働基準監督署がアスベスト(石綿)被害で死亡した男性の労災認定記録を誤廃棄したのは違法だとして、遺族が約300万円の損害賠償を国に求めた訴訟の判決が11日、神戸地裁であった。野上あや裁判長は、誤廃棄された記録について、死亡と石綿被害の因果関係を立証する重要な資料だったと認定し、国に約1万円の賠償を命じた。
原告側の代理人弁護士によると、公文書の誤廃棄で国家賠償法上の違法性が認められるのは初めて。
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