大阪市西成区の木造アパートに放火し、住人女性を殺害したとして逮捕された男が、「(火元の部屋の)住人女性を困らせようと思った」と供述していることが12日、大阪府警西成署への取材で分かった。火災では、この女性とは別の2階に住む牧田奈々絵さん(48)が急性一酸化炭素中毒で亡くなった。
同署は同日、殺人と現住建造物等放火容疑で新居田信善容疑者(60)を送検。詳しい経緯や動機を調べる。
同署によると、現場付近の防犯カメラには、新居田容疑者が火を付けた物を、開いた窓から室内に投げ入れる様子が映っていた。この部屋の住人女性は当時、外にいて無事だった。
[時事通信社]