Infoseek 楽天

円急伸、159円台前半=介入警戒感高まる―東京市場

時事通信 2024年7月12日 16時50分

 12日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=159円台前半に急伸した。前日の海外市場で一時157円40銭台まで急騰し、政府・日銀による為替介入観測が台頭した。市場関係者によると、12日午前には、日銀が金融機関に為替相場の水準を照会する「レートチェック」を対ユーロで実施。介入警戒感が一気に高まり、円を買い戻す動きが強まった。午後4時現在は159円13~14銭と前日比2円50銭の円高・ドル安。

 11日発表の6月の米消費者物価指数(CPI)は伸び率が鈍化し、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による9月利下げ観測が強まった。CPI発表直後の円売り圧力が弱まったタイミングで、大規模な円買い・ドル売りが入り、円は4円以上も急騰。「介入によって、円売りを膨らませていた投機筋に冷や水を浴びせた」(証券会社)との指摘が出ている。 

[時事通信社]

この記事の関連ニュース