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米共和、トランプ氏を指名=副大統領候補はバンス氏―「団結の機会」つかむ

時事通信 2024年7月16日 14時14分

 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)時事】11月の米大統領選に向け、共和党は15日、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開幕した全国大会で、トランプ前大統領(78)とバンス上院議員(39)を正副大統領候補に指名した。トランプ氏は銃撃で負傷したことを踏まえ、最終日18日の指名受諾演説で「米国の団結」を強く呼び掛ける方針だ。

 トランプ氏の指名は3度目。米メディアによると、大統領経験者が落選後に返り咲けば、クリーブランド大統領以来132年ぶりとなる。民主党ではバイデン大統領(81)が指名を確実にしているが、高齢不安を理由に出馬断念を求める声が高まっている。

 トランプ氏は15日夜、大会に出席。13日に東部ペンシルベニア州で演説中に銃撃されて以来、公の場に初めて姿を現し、大歓声に包まれた。4年前の党大会では初日に演説を行ったが、今回は支持者らに何も語り掛けなかった。

 トランプ氏はこれに先立ち、保守系メディアに「銃撃(事件)で米国を団結させる機会が与えられた」と説明。バイデン政権への対抗を意識して準備していた指名受諾演説を大幅に書き換えたと明らかにしている。

 副大統領候補に起用されたバンス氏は、2022年の中間選挙で中西部オハイオ州から出馬し、トランプ氏の支援を受けて初当選した。トランプ氏は自身のSNSで、バンス氏が白人労働者階級の家庭で育った経験や海兵隊に勤務した経歴を挙げ、「副大統領の地位に最もふさわしい」と紹介した。 

[時事通信社]

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