日本政府観光局が１９日発表した２０２４年上半期（１～６月）の訪日外国人数（推計値）は前年同期比６５．９％増の１７７７万７２００人だった。上半期として初めて１７００万人を突破し、過去最高を更新。訪日客にとって追い風となる歴史的な円安が続く中、コロナ禍前の１９年上半期との比較でも、６．９％増えた。
国・地域別では、韓国が前年同期比４２．０％増の４４４万２１００人でトップ。中国は約５倍の３０６万８０００人で２位だった。台湾が２９７万９２００人で続いた。
６月単月では、前年同月比５１．２％増の３１３万５６００人。３００万人を超えるのは４カ月連続で、単月として過去最高だった。
また、観光庁が１９日発表した４～６月期の訪日外国人旅行消費額（速報値）は、２兆１３７０億円で四半期として過去最高だった。１人当たりの旅行支出は２３万９０００円と推計され、費目別の構成比では、宿泊費が最も多かった。
［時事通信社］