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生還は「神の加護」=暗殺未遂、犠牲者に黙とう―トランプ氏

時事通信 2024年7月19日 16時36分

 【ミルウォーキー時事】「二度とこの話をすることはないだろう。語るにはつらすぎる」。トランプ前米大統領は18日の指名受諾演説で「神の加護でここにいる」と述べ、13日の選挙集会で起きた暗殺未遂事件からの生還を語った。

 銃撃を受けたのは、移民問題について話していた時だった。スクリーンに表示されたグラフを見ようと視線を右に動かし始めた瞬間「大きなヒューという音が聞こえ、右耳に何かが激しく当たったのを感じた」。耳に当てた手が血まみれになったと回想した。

 「攻撃を受けている」。直ちにそう理解し、地面に伏せた。大統領警護隊(シークレットサービス)が銃撃犯を射殺したが「直前に頭を動かしていなければ、暗殺者の弾丸は完璧に命中していただろう」と振り返った。

 「私は今夜、ここにいるはずではなかった」とトランプ氏。これに対し、聴衆からは「いるべきだ!」との大合唱が起きた。トランプ氏は「凶悪な攻撃にもかかわらず、われわれはこれまで以上の決意で団結する」と強調した。負傷した右耳には白いガーゼが付けられていた。

 演壇上には、銃撃に巻き込まれ犠牲となった消防士だったコリー・コンペラトーレさんの制服とヘルメットが飾られ、トランプ氏の呼び掛けで黙とうがささげられた。 

[時事通信社]

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