経団連は19日、長野県軽井沢町で開いた夏季フォーラムで、原発の再稼働や新増設・建て替えによる電力安定供給、道州制の検討を求める総括文書をまとめた。会合には岸田文雄首相も出席。十倉雅和会長が総括文書を手渡し、閉幕した。
岸田氏は講演で、高水準の賃上げが実現した2024年春闘について「極めて力強いものとなった」と評価。その上で「新たな経済ステージへの移行の兆しが見えており、絶対に後戻りさせない」と強調した。
十倉氏は記者会見し、「電力の安定基盤がなければ(事業の)予見性の議論すらできない。原発の再稼働は急がなければならない」と語った。
[時事通信社]