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イスラエルがイエメン初空爆=フーシ派のドローン攻撃に報復

時事通信 2024年7月21日 7時40分

 【カイロ時事】イスラエル軍は20日、イエメン西部ホデイダ港にある親イラン武装組織フーシ派の「軍事目標」を空爆したと発表した。複数のF15戦闘機で実施したという。対イスラエル攻撃を繰り返すフーシ派に対し、イスラエルが懲罰的な空爆を行うのは初めてとみられる。

 イスラエルは昨年10月以降、パレスチナ自治区ガザでハマスと戦闘を続けているほか、北部国境地帯でレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと交戦している。フーシ派との応酬が激化すれば、紛争の範囲は拡大することになり、中東情勢が一段と不安定化する。

 イスラエル軍は空爆について「数百回にわたる攻撃への報復だ」と説明した。フーシ派は19日、イスラエル中部の商都テルアビブをドローンで攻撃し、1人が死亡した。フーシ派はまた、昨年10月以降、ドローンやミサイル220機・発以上をイスラエルに向けて発射したとされる。 

[時事通信社]

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