JR西日本は24日、山陽新幹線の「500系」の営業運転を2027年をめどに終了すると発表した。1997年に「のぞみ」として運行を開始。時速300キロでの営業運転はギネス世界記録にも認定された。人気アニメ「ハローキティ」や「新世紀エヴァンゲリオン」のデザインを取り入れるなどして幅広い世代に愛されたが、車両の老朽化を理由に引退を決めた。
現在、500系は「こだま」として運行している。長谷川一明社長は記者会見で「名車であり、一つの時代を築き上げた」と述べ、30年間の労をねぎらった。JR西は今後、「N700S」を追加投入する。
[時事通信社]