【ファンボロー(英)時事】木原稔防衛相は24日、英南部ハンプシャー州で開催中のファンボロー国際航空ショーの会場でスピーチし、日本、英国、イタリアが共同開発する次期戦闘機について「オールジャパンで貢献していく」との考えを示した。
木原氏は、日本の自動車産業などを例に「日本のメーカーは顧客のニーズに応え、高品質の製品をタイムリーに提供することで高い評価を得ている」と指摘。航空分野でも「世界的なサプライチェーン(供給網)の混乱にもかかわらず、日本企業は航空機の主要部品を安定して供給している」とアピールした。
その上で「防衛と商用の両分野から航空宇宙産業の優れた企業を集め、オールジャパンでの取り組みを強力に推進する」と説明。3カ国が最先端技術を集約することで「開発の成功に揺るぎない自信を持っている」と語った。
[時事通信社]