【ビエンチャン時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が25日、議長国ラオスの首都ビエンチャンで開催された。外交筋によると、紛争が続くミャンマー問題を巡り、周辺国の中国やインドなども参加して協議することを想定した新たな枠組みについて議論した。
新たな枠組みは、ミャンマーと国境を接し、紛争の影響を大きく受けているタイが提案した。中印やバングラデシュといったASEAN域外国も貿易や投資、難民の流入などでミャンマーと関係が深い。
提案は引き続きASEAN内で検討される。ただ、域外国が加わる枠組みについて、会議に出席した外交筋は「課題も多い。ミャンマー問題に関するASEANの特使が周辺国と協議する形でも十分ではないか」と指摘した。
[時事通信社]