「こんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅宮で知られる香川県琴平町に、愛犬と泊まれる宿泊施設「紅梅亭別邸 とら梅」がオープンし、報道陣に公開された。愛犬と共に参拝する富裕層をターゲットに、全客室に犬と一緒に入れる温泉露天風呂や犬用アメニティー、プライベートドッグランなどを備えた。
金刀比羅宮では江戸時代に、飼い主に代わって犬が参拝する「こんぴら狗(いぬ)」と呼ばれる風習があった。現在も犬などのペットと参拝する客が多いという。
とら梅の客室数は4部屋。宿泊者全員が利用できる、さまざまなペットフードをそろえたビュッフェや広い共用ドッグランなども設けられている。
施設を運営する「琴平グランドホテル」の近兼弘幸社長は、「多様なお客さまに対応していきたい」と語った。
[時事通信社]