自民党の石破茂元幹事長は２７日、鳥取県米子市で講演し、９月に想定される党総裁選への出馬に強い意欲を示した。「この国を鳥取から変えたい。残った議員生活を懸けていきたい」と述べた。鳥取は石破氏の地元。出馬表明に関し、「申し上げるとすれば、この鳥取で申し上げる」と強調した。
総裁選の在り方については、「派閥がもう１回復活したら、今度こそ自民党は大変なことになる」と指摘。裏金事件を契機に大半の派閥が解散を決めたことを踏まえ、派単位の動きをけん制した。石破氏が率いた石破派は、他派との掛け持ちが可能な議員グループに２０２１年に移行している。
［時事通信社］