表彰台で銀メダルを首にかけられ、両手を高く上げて笑顔を見せた松下知之選手（１８）。宇都宮市からパリに駆け付けた父尚之さんは２８日、「夢を見ているようだ」と喜びの声を上げた。
尚之さんは松下選手が代表選手に選ばれた際も感情があふれるほどうれしかったという。初出場の五輪でのメダル獲得に、「夢を見ているような不思議な感じ」とほほ笑んだ。
大分県と熊本県から現地入りした祖父母と一緒に応援したといい、尚之さんは「（松下選手は）小さいころから『オリンピックに出たい』と話していた。目標を口に出すことは大事なんだと改めて思った」と笑顔を見せた。
［時事通信社］