東京都や岩手県内にある広瀬めぐみ参院議員（５８）の関係先に３０日、東京地検の係官らが相次ぎ家宅捜索に入った。捜索開始後、自宅に戻った広瀬氏は詰め掛けた報道陣に「あとで説明する」とだけ語った。
捜索が続けられる中、東京都文京区内の自宅には午前１１時半ごろ、黒っぽい色のジャケットに花柄ワンピース姿の広瀬氏が帰宅。深刻そうな表情で家の中へ足早に駆け込むと、玄関ドアの隙間から顔をのぞかせ、「あとでまたしっかりと説明させていただきます」と話した。午後６時すぎ、キャリーバッグなどを手にした係官８人が自宅を後にした。
東京・永田町の参院議員会館４階にある広瀬氏の事務所には、午前１０時半ごろに係官数人が入り、約３時間後、スーツケースなどを無言で運び出した。
自民党岩手県連会長の藤原崇衆院議員は午後６時半ごろ、都内で報道陣の取材に応じ、「本人がしっかり説明することが第一だ」と語った。県連の所属議員が捜索を受けたことについては「遺憾で申し訳ない。信頼回復に努める」と述べた。
［時事通信社］