経済産業省が３１日発表した６月の鉱工業生産指数速報値（２０２０年＝１００、季節調整済み）は１００．６と、前月比３．６％低下した。低下は２カ月ぶり。認証不正問題を受けたトヨタ自動車などによる工場の稼働停止が響いた。生産の基調判断は「一進一退ながら弱含んでいる」に据え置いた。
生産は全１５業種がいずれも低下した。生産停止によって自動車工業が８．９％のマイナス。ダイハツ工業の生産再開を受けて１８．１％上昇した５月から大きく落ち込んだ。生産用機械工業は、海外受注が減少した半導体製造装置などが押し下げ、８．７％低下した。
［時事通信社］