自民党の鬼木誠防衛副大臣は31日、自身の選挙区(衆院福岡2区)内で、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が持ち帰った南極の氷を提供したと明らかにした。防衛省で記者団の取材に応じ、「体験会で氷を削って透明のコップに入れて子供たちに体験してもらったのは事実だ」と述べた上で、公職選挙法が禁じる寄付には当たらないとの認識を示した。
鬼木氏は「自衛隊が世界で広く活躍する姿を知ってもらいたいという思いと、子供たちが南極や地球の広さに目が開く機会になればという思いで提供した」と説明。政治的意図を否定し、「法令に触れるという意識はない」と強調した。
[時事通信社]