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「勤務実態なし」聴取に説明=広瀬議員の事務所関係者―秘書給与詐取事件・東京地検

時事通信 2024年7月31日 14時24分

 広瀬めぐみ参院議員(58)=岩手選挙区、自民離党=が公設秘書の給与を国からだまし取ったとされる詐欺事件で、広瀬氏の複数の事務所関係者が東京地検特捜部の任意の事情聴取に、公設秘書の勤務実態がなかったと認める説明をしていることが31日、関係者への取材で分かった。

 特捜部は30日、広瀬氏の議員会館事務所(東京・永田町)や都内の自宅などを詐欺容疑で家宅捜索。広瀬氏本人からも事情を聴くなどして、秘書給与を巡る資金の流れについて調べる。

 捜索から一夜明けた31日朝、都内の自宅から出てきた広瀬氏は、詰め掛けた報道陣の問い掛けには応じず、うつむき加減のまま迎えの車に乗り込んだ。前日の捜索中には「あとでしっかり説明させていただく」と述べていた。

 関係者によると、広瀬氏は2022~23年ごろ、公設第1秘書の男性の妻を公設第2秘書として届け出ていたが、公設秘書としての勤務実態はなく、国から支給された秘書給与をだまし取った疑いが持たれている。詐取が疑われる金額は計数百万円に上る可能性があるという。

 複数の事務所関係者は特捜部の任意聴取に、男性の妻には公設第2秘書としての勤務実態はなかったという趣旨の供述をしているという。 

[時事通信社]

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