岸田文雄首相(自民党総裁)は2日、麻生太郎副総裁と党本部で約1時間会談した。9月に想定される党総裁選や、今後の政権運営について意見交換したとみられる。関係者によると、会談は首相が呼び掛けた。
先の通常国会で、首相は改正政治資金規正法の在り方を巡り、麻生氏と溝が生じた。関係修復のため、6月18、25両日に2人だけで会食。2日の会談後、麻生氏は笑顔を浮かべて党本部を後にした。
首相は2日夜、首相公邸で森山裕総務会長と会談。森山氏は記者団の取材に応じ、首相から「(総裁選に)どういう方が出られる意向だろうか」と尋ねられたと明かした。
[時事通信社]