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男子最年長、7位入賞=3大会連続出場―瀬戸選手・競泳〔五輪〕

時事通信 2024年8月3日 7時26分

 競泳男子200メートル個人メドレーで7位に入賞した瀬戸大也選手(30)=CHARIS=は競泳男子日本代表の最年長。リオデジャネイロ大会、東京大会に続き3回目の出場だ。パリへの意気込みを聞かれ、「競技人生を続けていくからには、やっぱり超えたいのは自己ベスト」と語っていた。

 幼少期から切磋琢磨(せっさたくま)してきたリオ五輪金メダリストの萩野公介さん(29)によると、瀬戸選手の最大の武器は「何があるか分からない面白さ」だ。「予想を軽く超えてくるパフォーマンスの高さが魅力」と語る。

 自己ベスト発言については、「自己ベスト更新は、高いレベルで競技を続ける選手だけが目指すことではない。選手であれば、誰でも思うこと」とした上で、「初心に戻って地に足を着けて頑張っているということ」と分析する。

 瀬戸選手は昨秋、オーストラリアに練習拠点を移した。萩野さんによると、水泳に没頭できる環境で充実した練習ができているようだったといい、「(移転は)本人なりに自己ベストを出すためにはどうしたら良いかということを一生懸命考えた最善の選択なんだろう」と話す。

 瀬戸選手は、パリ五輪代表選考会での自身の泳ぎを「久しぶりに納得のいくパーフェクトなレースだった」と振り返ったという。27歳の時、東京大会を最後に現役を退いた萩野さん。同じ1994年生まれの瀬戸選手について、「若手の突き上げがある種目だが、『まだ負けられない』という気概を感じた」と語っていた。 

[時事通信社]

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