大津市が舞台で２０２４年の本屋大賞を受賞した宮島未奈さんの小説「成瀬は天下を取りにいく」とコラボしたラッピング電車が、京阪電車石山坂本線で運行を始めた。琵琶湖をイメージした青色の車体には主人公の中学生、成瀬あかりのイラストや「ようこそ！成瀬の住むまち、びわ湖大津へ！」といった文字などのデザインが施されている。来年の２月９日まで運行予定。
大津市の石山寺駅で行われた出発式には、作者の宮島さんも登壇し、テープカットとともに電車に標識の取り付けを行った。その後の記者団の取材に応じ「ぜひ電車と一緒に記念撮影をしてほしい。成瀬を知らない人はこれをきっかけに読んでもらえたらうれしい」と笑顔で話した。
［時事通信社］