超音波を使った「ハイフ(HIFU)」という美容施術を受け、重いやけどを負ったとして、利用者の20代女性が8日、東京都内のエステサロンに415万円余りの損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
ハイフは「高密度焦点式超音波」の略称で、超音波を集中させ体内の組織を高温に加熱。がん治療のほか、美容目的にも使われている。
代理人弁護士によると、女性は2021年、痩せる目的で医師免許がない従業員から施術を受け、左太ももに重いやけどを負った。施術は医療行為のため、医師法違反だと主張している。
記者会見した女性は「やけどを負い大変ショックだ。提訴を機にハイフ施術の危険性を注意喚起したい」と話した。
[時事通信社]