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カタルーニャ元州首相、再び国外逃亡か=「失態」と警察批判―スペイン

時事通信 2024年8月9日 20時40分

 【パリ時事】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立派政党「カタルーニャ連合」幹部は9日、同党を指揮するプチデモン元州首相(61)が約7年にわたる国外逃亡の末に一時帰国後、集会での演説を経て再び出国したと述べた。捜査当局は、まだ国内に潜伏している可能性を含め、行方を追っている。

 カタルーニャ州は2017年、スペインからの独立を問う住民投票を強行。当時州首相だったプチデモン氏は解任の上、公金不正使用罪などに問われ、逮捕状が出ている。

 政党幹部が9日の地元ラジオに語ったところでは、プチデモン氏は6日までに極秘帰国した。8日に州都バルセロナで数千人の支持者を前に演説後、予定していた議会への出席は中止。拘束を避けるため出国審査のないフランスに移動し、逃亡中の住まいがあるベルギーに向かったとされる。

 警察は、逃走用の車を提供するなどした疑いで警官2人を逮捕した。厳戒態勢を敷きながらプチデモン氏を取り逃がしたことには「失態だ」と批判が上がっている。 

[時事通信社]

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