自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相は11日のフジテレビ番組に出演し、9月に予定される党総裁選に関し、派閥主導の選挙戦にすべきでないとの認識を示した。「旧派閥の力学で総裁選が動くとしたら自民にあしたはない」と述べた。自身の出馬については「政治家としての力を高めることに尽きる」と明言を避けた。
福田達夫元総務会長らが月刊「文芸春秋」に寄稿して世代交代を訴えたことに関しては、「自民は危機的な状況にある。一人ひとりが主体的に考えて動く総裁選であってほしい」と訴えた。小林氏と福田氏らはいずれも衆院当選4回生。
[時事通信社]