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小林氏、午後に出馬表明=総裁選、石破氏も週内視野―来月27日投開票で調整

時事通信 2024年8月19日 12時26分

 自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は19日午後2時から衆院議員会館で記者会見する。小林氏の事務所が発表した。9月の党総裁選への立候補を表明し、公約などを発表する見通しだ。「ポスト岸田」候補の正式な出馬表明は初めてで、総裁選に向けた動きが一層加速しそうだ。

 党幹部によると、総裁選の日程は「9月12日告示、27日投開票」で最終調整。20日の総裁選挙管理委員会で決定する。

 小林氏は18日、地元の千葉県八千代市で記者団の取材に応じ、総裁選について「名前を挙げてもらえるのはありがたい。進むも引くも自分で決める」と語った。

 一方、石破茂元幹事長(67)は18日、早ければ週内に出馬表明する考えを示した。必要な20人の推薦人確保について、東京都内で記者団に「ほぼめどが付きつつある」と強調した。石破氏の挑戦は今回で5回目となる。地元・鳥取での表明を検討している。

 総裁選は10人超の名前が挙がる乱立模様となっている。党内に待望論のある小泉進次郎元環境相(43)は18日、横浜市で記者会見し、自身の対応について「真剣に考え、判断したい」と述べた。

 上川陽子外相(71)は19日、インド訪問に先立ち羽田空港で記者団に「立候補の準備をしている」と明言。推薦人のめどに関しては「『初の(女性)総裁になって』と多くの方々から励ましの言葉をいただき、手応えを感じている」と述べた。

 斎藤健経済産業相(65)は出馬を促す声が引き続き寄せられているとした上で「私自身も心の中の声を聞いていかなくてはいけないと真剣に思っている」と記者団に語った。

 高市早苗経済安保担当相(63)は18日、X(旧ツイッター)に「国家経営を担うべく、心を固めている」と投稿し、出馬への意欲を強調した。林芳正官房長官(63)は岸田派議員とともに推薦人確保へ調整を続けた。

 総裁選には河野太郎デジタル相(61)が出馬の意向。加藤勝信元官房長官(68)、野田聖子元総務相(63)、茂木敏充幹事長(68)も意欲を示している。 

[時事通信社]

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